ある時は湖畔で尺八を奏で、またある時は曲に合わせてバイオリンを演奏。
様々な楽器を演奏する様子を動画投稿サイトに度々上げていた住職の男が、詐欺の疑いで逮捕されました。
兵庫・姫路市に住む廣利輝和容疑者(55)は2026年2月、他人の保険証を使用し、大阪市内の病院で、診療と薬の処方を受けた疑いが持たれています。
廣利容疑者が不正に利用したのは2024年1月、60代の男性が東京都内で落とした財布に入っていた保険証でした。
廣利容疑者は住職になった際、国民健康保険への加入手続きをしなかったことから、保険証を持っていなかったといいます。
廣利容疑者は拾った保険証で病院を受診した際、保険証に記載のあった名前、住所、生年月日を記入していたといいます。
「なりすまし受診」をした期間と回数は1回ではありません。
2024年3月ごろから2026年2月までの約1年11カ月の間、東京・兵庫・岡山・大阪・京都にある約25の医療施設で、約115回にわたり「なりすまし診療」を受けたとみられます。
保険証を落とした男性はその後、再発行していましたが、廣利容疑者が手に入れた保険証も使える状態になっており、保険組合側から「不自然な診療がある」と警視庁に相談があったことから事態が発覚しました。
現在、寺の住職を休業中の廣利容疑者。
警視庁の調べに対し「保険証がなかったので、拾った保険証を使って診療を受けていました。同じ病院で反復使用すればいずれ警察にバレると思ったので、色んな地域で使用しました」と説明し、容疑を認めているということです。