隣の山形県側の「山形蔵王」に、今年10月、全国で温泉旅館を展開する「星野リゾート」が新たな温泉旅館を開業します。首都圏や海外から観光客が訪れることも予想され、宮城県内への波及効果も期待されています。

「星野リゾート」が10月15日に山形県の蔵王温泉に開業する「界 蔵王」。

コンセプトは「御釜で整う、温泉スパイラル」。

蔵王の自然の中、入浴以外にもサウナやジャグジーなど、様々な方法で温泉を楽しめるといいます。

星野リゾート 星野佳路代表
「世界から今、蔵王にはスキーに来ています。そのスキーシーズンが終わった後の春をどうするか、秋は紅葉がありますけど、春に集客すると年間平準化が達成されてくる。その年間平準化に向けて、春のコンテンツとして効いてくるのがウエルネス関係の施設」

スキーシーズンだけではなく、「年間を通して宿泊客を呼び込みたい」とする「星野リゾート」。

経済の専門家は、「山形蔵王」を訪れる海外や首都圏の観光客の多くが、仙台駅や仙台空港を玄関口とする可能性を指摘した上で、宮城県内への経済的な波及効果は大きいと予想します。

七十七リサーチ&コンサルティング 田口庸友首席エコノミスト
「宮城側は1月から3月ぐらいがピークでそれ以外の観光が課題だが、山形側に魅力的な観光施設ができることで、四季の色々な風景とともに観光客数が伸びていくことになると、需要が底上げされる」

一方、田口さんは、宮城側は観光資源は持つものの、「山形側に比べると、集客面や知名度で弱い」とした上で、今後、さらに自治体の垣根を越えて連携する必要性を強調します。

七十七リサーチ&コンサルティング 田口庸友首席エコノミスト
「基本的には点から線、線から面にしていかないと、地域全体の観光需要に広がりがない。東北の場合は特にゲートウェイの仙台・宮城を中心に他の県、地域との様々なイベントや連携していくことで、パイ全体を増やしていくということが必要になる」

仙台放送
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