2026年も新茶シーズンが始まり、静岡市では4月20日朝、初取引が行われました。茶どころ静岡の反転攻勢へターニングポイントとなるか注目されます。
静岡茶市場・内野泰秀 社長:
みなさまに必要とされる市場になるよう、 “第2の創業”の年と位置づけ、強い覚悟で今年の新茶取引に臨みます
設立70周年を迎え、強い決意で始まった静岡茶市場での新茶の初取引。
20日は関係者約500人が集まりました。
県内の荒茶の生産量は2024年・2025年と2年連続で全国2位。
1位の鹿児島は3000t 増えているのに対し、静岡は1700t 減っていました。
こうした中で、静岡茶の価値の向上へ県も積極的に乗り出しています。
総合プロデューサー・佐藤可士和さん:
「JAPAN TEA SHIZUOKA」というネーミングで、世界に打って出ていこうと思っています
ユニクロのロゴや今治タオルのブランド化などを手掛けた国内を代表するデザイナー・佐藤可士和さんにブランディングを依頼。
「JAPAN TEA SHIZUOKA」と名づけ、ロゴも披露されました。
そして、静岡茶市場で新たに導入されたのが電子入札です。
市場にいなくても専用のアプリから入札に参加できるようになりました。
これまで生産者との話し合いで金額を決める相対取り引きでしたが、生産者はどちらの取り引きをするか選ぶことができ、取り引きの効率化・活性化が期待されています。
20日は初取引ということもあり市場に顔を出した茶商も、21日以降は市場に行かずに入札することも検討していくということです。
岩崎功商店・岩崎正樹 社長:
(電子入札は)難しいのかなと思っていましたが、実際やってみると簡単でスムーズに入札できると思います。
初日の取り引き量は約1766kg。
2026年は3月に雨が降ったことで順調に育っていて、香りの良い上品なお茶に仕上がっているということです。
最高値となったのは清水区両河内産のやぶきた「高嶺の香」。
2025年より30万円高い1kgあたり118万円で取り引きされました。
両河内茶業会・山本賢吾 会長:
正直そこ(値段)にはびっくりしましたが、118万円は「いい葉っぱ」ということで付けてもらった。ありがたく了承しました。
和田長治商店・和田夏樹 代表取締役:
去年と比べると(+30万円という)値上がりはありますが、あまり毎年毎年の金額は考えておらず、きょう来てお茶を見てその値段を決めました
これから5月上旬にかけて出荷のピークを迎える県内の新茶。
関係者にとっても「勝負の年」となりそうです。