東京ドームシティで女性従業員が死亡した事故で、制御パネルを誰も操作していなかったことが分かりました。

22日、現場検証が行われ、警察は業務上過失致死の疑いも視野に調べを進めています。

ゴールデンウィーク前に人気施設で起きた痛ましい事故。

21日正午ごろ、東京・文京区後楽園にある「東京ドームシティ アトラクションズ」で屋外遊具の「フライングバルーン」に従業員の上村妃奈さん(24)が挟まれ、搬送先の病院で死亡が確認されました。

事故が発生したフライングバルーンに乗ったことがあるという人は、「2月か3月くらいに乗った。回りながら上下する(乗り物)。比較的ゆっくり、お子さま向け」「絶叫(系乗り物)苦手なのでちょっと怖かった」「ちょっと怖かった。(利用者は)小さい子が多かった気がする」「高かった、乗ったとき。子どもが乗れるけどちょっと怖がるぐらい」などと話しました。

高さ約10メートルの支柱の周りを、イスが回転しながら上下するフライングバルーン。
身長100cm以上であれば年齢制限なく利用できます。

警視庁によりますと、上村さんが脚立に乗って支柱の点検作業をしていたところ、頭上で固定されていたはずの座席部分が突然落下し、体が挟まれたということです。

捜査関係者への取材によりますと、点検作業中、座席部分の動きを制御するコントロールパネルを誰も操作していなかったことが新たに分かりました。

事故を受け、アトラクションズは22日も臨時休業。

街の人は「今回みたいな事があると、ちょっと怖いというのはある」「こういう事故が起きると、来るの不安だなって」などと話します。

119番通報が入ったのは、21日午前11時53分。
上空からの映像では、大きな脚立が立てられ消防隊員が上に上って作業する様子や、機材が次々と運び込まれる様子などが確認できます。

さらに、遊具の上部が剥がれている様子も確認できました。

そして、事故発生から約5時間。
午後4時58分、上村さんは救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

東京ドームシティでは2011年、走行中の小型コースターから乗客が地上に投げ出され死亡。
3年前にはジェットコースターが乗客を乗せたまま地上25メートルで緊急停止するトラブルも発生しました。

点検中の事故は、なぜ起きたのでしょうか。

警視庁は22日朝から現場検証を行い、業務上過失致死の疑いも視野に調べを進めています。