ブロッコリーがずらりと並ぶこちらのスーパー。
この日も多く人がブロッコリーを手に取り、買い物かごへ入れていく様子が見られました。
およそ50年ぶりの指定野菜の誕生に、スーパーの担当者は期待を寄せます。

【フレスタ営業本部 野菜バイヤー 佐々木博弥さん】
「ここ数年フレスタで売る野菜の中で年間第1位がブロッコリーで需要は高い。指定野菜になることで生産が増え安定することが期待できるので、さらにたくさん買ってもらえるような野菜になると期待している」

そして、県内でブロッコリーを栽培する生産者からも喜びの声が…。

【イチハチファーム 岡田真仁 代表】
「やはり需要がある野菜は作っていて嬉しいし楽しい。消費者が並べているそばから買いに来てくれるので、そういうのがやりがいになっている。大規模な農家にとっては、価格の安定、豊作時にも大暴落しないというところではだいぶ助かるのではないか」

生産現場の期待が高まる一方で気になるデータも…。
こちらは、2024年の国内の収穫量と出荷量を示したものですが、生産が行われている35都道府県の中で、広島県はいずれも最下位となっています。
その背景には広島でブロッコリーを育てることが難しい事情があるといいます。

【イチハチファーム 岡田真仁代表】
「広島県は元々田んぼだったところが多いので、水はけが悪いと根が腐って枯れる。夏は最近ゲリラ豪雨がある。いくら排水対策をしても浸かってしまったところは大体枯れてしまう」

さらに…。

【ひろしま農業協同組合 橋本孟治さん】
「農業者がかなり高齢になったというところと、近年の温暖化の影響でなかなか品質が揃いにくくなったということが栽培面積が衰退していった原因と聞いている。中国地方で言えば、鳥取県と四国地方の徳島県大きい産地から品質もいいものが年間を通して出てくるというところで、広島県内全体的に見ても生産が思うように進んでいない原因の1つではないかと考えている」

生産を取り巻く課題がある一方で、栽培には意欲を示します。

【イチハチファーム 岡田真仁代表】
「人手があればどんどん生産量も増やして耕作放棄地が増えてきているので、そういうところをブロッコリーの栽培をして、荒れた畑を無くせたらと思って。僕より若い子がいてその子たちとブロッコリーで産地化を目指そうと」
Q:指定野菜をきっかけに人手不足解消に繋げたい?
A:それが理想。

指定野菜への追加を追い風に、ブロッコリーが今後どこまで広がっていくのか、目が離せません。

テレビ新広島
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