4月1日から自転車の「青切符制度」がスタートし、富山県内でも取り締まりが強化されている。「傘をさして乗ってはいけないということで、自転車用の雨がっぱが売れている」と話す店舗も登場。制度の導入が、思わぬ買い物需要を生んでいる。一方、この制度を悪用した詐欺も各地で発生しており、注意が必要だ。

この記事の画像(10枚)

1週間で県内4件の青切符を交付

4月1日から施行された自転車の青切符制度では、違反行為に対して反則金が課されるようになった。「ながらスマホ」は1万2000円、信号無視は6000円、傘さし運転は5000円など、これまで曖昧になりがちだった自転車のルールに、明確なペナルティが設けられた。

県警によると、制度導入から1週間(4月1日〜7日)で、県内では4件の青切符が交付された。なかには「ながらスマホ」の違反も含まれていたという。

雨具ポンチョタイプが人気、去年の3倍以上の売れ行き

こうした制度の変化を受け、関連グッズの売れ行きに変化が起きている。

滑川市の大型商業施設「SUPER CENTER PLANT-3 滑川店」では、青切符制度の導入に合わせて専用コーナーを設置。副店長の横山祐治さんは「最も関心が高かったのは雨具。傘をさして自転車に乗ってはいけないということで、自転車用の雨がっぱが売れている」と話す。

同店では、自転車用雨具の売れ行きが去年の同じ時期と比べて3倍以上に伸びた。特に人気なのが、リュックを背負い、ヘルメットを着けた状態でも着られるポンチョタイプだ。一部サイズは売り切れが出るほどの人気ぶりで、追加発注をかけているという。

スマホホルダーやイヤホンへの問い合わせも増加

雨具だけではない。横山副店長によると、「スマートフォンを自転車につけられる商品や、音楽を聞きながら外部の声を聞けるというようなイヤホン。こちらの問い合わせが結構きています」とのこと。

スマホを自転車のハンドルに固定するホルダーや、耳を完全に塞がないタイプのイヤホンへの関心が高まっているようだ。

ただし、スマホホルダーの使用自体は違反にならないものの、走行中の操作や画面を2秒以上凝視すると違反の対象となる。県警は「アイテムを購入したからといって安心せず、交通ルールを意識して運転してほしい」と呼びかけており、グッズに頼るだけでなく、安全運転への意識を持つことが求められている。

制度を悪用した詐欺にも注意

一方で、青切符制度を悪用した詐欺も発生している。広島県では4月、自転車に乗っていた高校生が50代くらいとみられる男に「手信号をしないといけない。違反だから2000円支払う必要がある」などと言われ、現金2000円を騙し取られる被害が起きた。

警察は「警察官が直接反則金を受け取ることはない」と注意を呼びかけている。制度が始まったばかりで知識が十分でない人を狙った悪質な手口であり、見知らぬ人に路上で金銭を求められた場合は、すぐに応じず警察に相談することが大切だ。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
富山テレビ

富山の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。