■北海道では過去30年間に有毒植物による食中毒で13人死亡
山菜採りのシーズンが本格化する中、北海道は有毒植物の誤食による食中毒への注意を呼びかけています。
道によりますと、過去30年間に道内で有毒植物による食中毒は53件発生し、111人が症状を訴え、13人が死亡しています。
もっとも被害が深刻なのはイヌサフランで、ギョウジャニンニクやミョウガと間違えて食べるケースが多く、16件の食中毒が発生し10人が亡くなっています。
■トリカブトはニリンソウやヨモギ、シャクとの誤食
トリカブトはニリンソウやヨモギ、シャクとの誤食で14件、スイセンはニラとの誤食で13件それぞれ報告されています。
2024年4月には札幌市でイヌサフランをギョウジャニンニクと間違えて食べた2人が死亡。
2025年に入ってからも、5月に稚内市でトリカブトをシャクと誤食したケースも発生しました。
また、2026年4月1日には北海道の室蘭保健所管内で、山に生えていた有毒植物のトリカブトを誤って食べた80代の男性が死亡しました。
道によりますと、4月1日午後7時ごろ、室蘭保健所管内に住む家族2人が、山に生えていた植物を調理して食べたところ、嘔吐や手足のしびれなどの症状が出ました。
このうち80代の男性1人が死亡したということです。
調理して食べたのは有毒植物のトリカブトで、葉の形が似ている山菜のニリンソウと誤ったということです。
道は食中毒を防ぐためのポイントとして、食べられるかどうか判断がつかない山菜は「採らない・食べない・人にあげない」こと、山菜は種類ごとに分けて持ち帰り調理前に再度確認すること、食べて異常を感じた場合はすみやかに医師の診察を受けることを挙げています。
有毒植物は食用の山菜と混ざって生えていることがあり、見た目だけでの判別が難しいものも少なくありません。道は「少しでも迷ったら絶対に口にしないでほしい」と注意を促しています。