会社や家庭、誰かのために奔走して一日が終わる。自分のことを後回しにしがちな人はいないだろうか。そうした人は、どうすれば自分の時間を作ることができるのか。その具体策を認知行動療法を専門とする臨床心理士の中島美鈴さん(中島心理相談所代表)に教えてもらった。

自分さえ我慢すれば…は続かない

誰かのためなら頑張れるのに、自分のための行動には、いまいちやる気が起きない。そんな話を聞くことがあります。自分のために頑張れないという人にはいくつかのタイプがありますが、中でも多いのが「自分さえ我慢すればその場がうまく収まる」と考える自己犠牲タイプです。

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こうした方は空気を読みすぎる傾向があり、自分を後回しにしがちです。この姿勢を続けると、心身の調子を崩しかねません。ずっと我慢していた分、突然「もう、いい加減にして!」と爆発するケースもあるでしょうし、さらに悪いケースでは、自分より立場の弱い、例えば子供などに八つ当たりすることもあるでしょう。

to doリストよりもご褒美リストを

自分を後回しにしがちな自覚のある人に提案したいのが「ご褒美リスト」です。

片付けるべき用事や仕事などを記す「to doリスト」は有名ですが、ご褒美リストには「自分の気持ちが高まる事柄」を記します。例えば、あの映画を観に行こう、あの店のランチを食べよう、美容院に行こう、カフェで読書しようなど。 私自身も1週間が始まる月曜日に必ずふせんに書き込んでいます。