フランスで5月に開かれる世界三大映画祭の1つ、カンヌ国際映画祭の最高賞の「パルムドール」を競う、コンペティション部門に、岡山県奈義町で撮影が行われた深田晃司監督の映画「ナギダイアリー」が選出されました。
映画「ナギダイアリー」は岡山県奈義町がモデルの「ナギ」を舞台に、彫刻家と東京生まれの建築家の2人の女性を中心に繰り広げられる物語で、2025年3月から4月にかけて、奈義町で撮影が行われました。
監督・出演者のコメントが入ってきました。
◆主演 俳優の松たか子さん「現地でご覧になっていただく皆様に、なにかを感じてもらえることを祈っています。」
『ナギダイアリー』が、海を超えて、歴史あるカンヌ国際映画祭のスクリーンにかかること、大変嬉しく思っております。現地でご覧になっていただく皆様に、なにかを感じてもらえることを祈っています。ささやかな、ダイアリーではあるのですが…。まだ、なんというか、実感がないのですが。でも、嬉しいです!
◆俳優の石橋静河さん「カンヌという大舞台でお披露目ができることがとても嬉しいです!!」
『ナギダイアリー』に友梨という役を通して参加できたこと、また今回カンヌという大舞台でお披露目ができることがとても嬉しいです!!
深田監督が描いた今回の物語は、さまざまな社会問題が散りばめられていて、それが何気ない会話に大きく深みを持たせているのだと思います。
岡山県奈義町の美しい景色の中、皆で紡いだこの物語が世界中の人に届くと思うと、待ちきれません!
◆俳優の松山ケンイチさん「旅人のように訪れた僕たちも沢山心を動かしてもらいました。」
深田監督は絶対に行くだろうと思っていました。おめでとうございます!この作品は岡山県奈義町で撮影されています。
日本には奈義町をはじめ様々な地域に美しい景観や自然がありその地に住む方々も地域の美しさに呼応するように美しさを持っているように思います。
奈義町でもそうだったように旅人のように訪れた僕たちも沢山心を動かしてもらいました。是非映画を通して日本の様々な地域の美しさを実際に訪れて体験していただきたいと思います。
◆深田晃司監督「長年にわたり支えてくださった奈義町の皆さんに最大級の感謝を伝えたい。」
『ナギダイアリー』の映画祭選出、光栄に思います。松たか子さん、石橋静河さん、松山ケンイチさん、川口和空さん、藤原聖さんら俳優たちの活き活きと生きる姿、手練れのスタッフによる上質な仕事の成果を世界中の人々に見てもらえることに、とてもわくわくしています。
私は映画祭をよく魚市場に例えます。そこには獲れたての新鮮な魚たち=映画たちが並び、自分の店にあった作品を探しに世界中から映画を愛する人たちが集まります。ご縁あって、岡山県奈義町産の映画は南フランスの港町の網に引っかかりました。山あいで獲れたこのちょっと珍しい魚を市場の棚に並べようと思った漁師たちの目利きに感謝しています。
一方で当然ですが、映画の価値は映画祭のみでは計れません。網にかかった魚とうまいこと網をかいくぐった魚、どちらがより美味しいかなんて簡単に決めてかかれることではありません。ぜひ皆さんご自身で味わってお口に合うか確かめて頂ければ嬉しいです。
最後に。この映画作りを長年にわたり支えてくださった奈義町の皆さんに最大級の感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。
◆9月25日から全国公開
企画の立ち上げから9年をかけて完成させたこの映画は9月25日から全国公開される予定です。
カンヌ国際映画祭は5月12日から23日まで開催され、授賞式は23日に行われる予定です。