「(Q:7年ぶりに思い出の銃がもう返ってくるってことで、緊張していますか?)私ね、あんまり緊張しないから大丈夫だよ」(道猟友会砂川支部 池上治男さん)

 4月9日朝、自宅で取材に応じた北海道猟友会砂川支部の支部長を務める池上治男さん。

 所持許可を取り消され、取り上げられた猟銃が9日、返還されました。

 「池上様にご不便ご負担をおかけしたことに対し、お詫び申し上げます」(道警の担当者)

 池上さんは砂川市の要請を受け、2018年8月、連日、出没していたクマ1頭を駆除しました。

 その際、発砲した弾が付近の建物に当たる恐れがあったとして、北海道公安委員会に猟銃の所持許可を取り消されました。

 「ハンターに頼んでおいて、撃ったらダメだったと言われたら何を信用したらいいのか」(池上さん)

 1審の札幌地裁では猟銃の所持許可を取り消した判断は違法だとして池上さんが勝訴。

 2審の札幌高裁では弾丸が岩などに当たって跳ね返り、建物に届く恐れがあったなどとして、逆転敗訴となりました。

 しかし、最高裁は3月27日、北海道公安委員会の処分は重すぎるととして、違法と判断しました。

 最高裁の判決から約2週間、ようやく池上さんのもとに猟銃が帰ってきました。

 「無事戻ったよ。銃はガンロッカーに入れて戻りました」(池上さん)

 7年間「猟銃を持たないハンター」を強いられてきた池上さん。

 猟銃が戻ってきても喜びといった感情はないと話します。

 「7年間だよ。長いよ。7年前のことなんか忘れてるでしょ。私は覚えてるよ、その時のこと、その現場のことね」(池上さん)

 返還後、猟銃所持許可更新の講習を受けた池上さん。

 今後、技能講習なども受講し正規の更新をしていく予定です。

 「私はやっぱりそう嘘をつかないで正しいことやってきたっていう思いを持ってきてやったから、7年間長かったけど有意義であったという見方もあるかなと思って、そう思わざるを得ないでしょ」(池上さん)

 池上さんは週明けにも、さっそく、返還された猟銃を持って、山に見回りに行く予定です。

北海道文化放送
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