福島県郡山市の住宅地では“緊張”が続いている。原因は目撃された体長1.5メートルほどのクマ。いまも茂みに身を潜めているとみられて、事態が長期化している。(4月7日午後6時半時点)

■防犯カメラに映る
4月6日午後9時ごろ、住宅の玄関付近から現れたのは…体長1.5メートルほどのクマ。郡山市街地の防犯カメラに捉えられたクマの姿。あたりを見渡しながらゆっくりと歩いていた。

■郡山の中心部に出没
突然の事態に緊張が広がる住宅街。市役所などが対応に追われた。
クマが出没したのはJR郡山駅から約3.5キロの郡山市富田町。6日夜から付近ではクマの目撃情報が相次いでいた。
住民は「近所でクマが出るのは初めて。ちょっと怖い。どんな大きさのクマかも分からないし、遭遇したこともないからピンとこない」と話す。

■学校でも対応
周辺には幼稚園や学校も多く、教育現場でも不安が広がった。付近の小学校と中学校では、下校時に保護者の付き添いを求める対応が取られた。
保護者は「できるだけ、クマが出たから外に出ないでと言われました」と語る。

■捕獲には至らず
一時、公園内にとどまったクマは午前11時ごろには逢瀬川の河川敷の茂みへと移動。警察や市の職員は、ドローンなどでクマの居場所を確認しながら、あたりの住宅街に逃げ込まないよう囲い込みを続けた。
その後、花火や爆竹を使った追い払いを行ったものの、居座り続けたクマ。さらに放水による追い払いも行われたが動かず。事態の長期化が懸念されている。

■周辺で目撃次ぐ 同一個体か
6日夜から目撃が相次いでいるクマは、同じ個体とみられている。警察や市の職員、猟友会が周辺を封鎖するなどして警戒を続けてきたが、7日は日没のため中断となった。
警察によると、2026年に入って福島県内でのクマの目撃件数はすでに99件と、2025年の同じ時期に比べ85件増えて約7倍となっている。
付近の学校では登校時に保護者の送迎を呼びかけていて、郡山市は8日9時から警戒を再開することにしている。

郡山市は、今夜も同様にクマが移動する可能性があるため、周辺に近づかないよう注意を呼びかけている。

福島テレビ
福島テレビ

福島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。