岡山県がロケ地となった映画「脛擦り(すねこすり)の森」が4月10日から全国で公開されます。主演を務めた俳優の高橋一生さんと渡辺一貴監督が岡山に抱いた特別な思いを語りました。

◆高橋一生さんが演じるのは“謎の老人” 作品には「美しくも恐ろしい何かがある」と怖さアピール

物語の舞台は人里離れた深い森。足を、けがして森に迷い込んだ青年が、高橋一生さん演じる謎の老人や女性と出会い、山奥で過ごす摩訶不思議なストーリーです。

(俳優 高橋一生さん)
「ゆっくりと浸食していくような、その人の人格を変えてしまうような、美しくも恐ろしい何かがある。この映画もそういった意味で美しく怖い作品になっている」

◆監督・脚本はNHK岡山放送局に勤務経験のある渡辺一貴さん「とても感慨深い」実は妖怪好き

物語のテーマは岡山県に伝わる妖怪「すねこすり」。NHKの大河ドラマなどを手掛けてきた渡辺一貴監督による完全オリジナルの脚本で表現されます。ロケ地は高梁市と新見市の森や神社で、岡山へのこだわりを垣間見ることができます。

実は、渡辺監督は、NHKの職員として岡山で勤務した経験を持ってるのです。

(監督・脚本 渡辺一貴さん)
「岡山で映画を撮影できたことが以前生活したことがあるのでとてもうれしい。自分の好きな妖怪や民間伝承のネタを題材に、しかも高橋さんと一緒に撮影できとても感慨深い」

◆初めて岡山を訪れ「実際に足を運ぶと全然違う」と高橋一生さん

一方、高橋さんは撮影で初めて岡山を訪れたと言います。

(高橋一生さん)
「実際に足を運ぶと全然違う。(ロケ地の)穴門山神社はとても荘厳で、ある種、異界とつながっているかのような立地で、経験としてとてもありがたかった」

◆撮影中は「劇中のものを全部作ってもらった」と岡山の味に舌鼓したという2人

4月4日、岡山市で開かれた先行上映会では、岡山ならではの裏話も。

(高橋一生さん)
「後援する人たちが食事を作ってくれて、竜宮城の様だった。千屋牛を何度お替りしたか分からないほど食べた。本当においしいお肉だった」

(渡辺一貴監督)
「劇中のものを全部作ってもらった。全員で映画を作ったというか。協力してもらい感謝している」

◆高橋さん「先の見えなさを暗中模索して…」映画「脛擦りの森」に込めた監督と主演俳優の思い

岡山の壮大な自然のもと3人の登場人物による美しく奇妙な様が描かれた作品。最後に作品に込めた思いを聞きました。

(渡辺一貴監督)
「ゆったりとした静かな映画だが俳優の仕草や雰囲気、ちょっとしたたたずまいなどすべてにメッセージがあるように感じられる映画。1秒1秒楽しんでほしい」

(高橋一生さん)
「先が見えない話は昨今なかなかない。先の見えなさを暗中模索してもらい、手探りでそれぞれの答えや感想に辿り着いてほしい」

映画「脛擦りの森」は4月10日から全国で公開され、岡山市のイオンシネマ岡山などで上映される予定です。

岡山放送
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