愛知県清須市を訪れる訪日外国人が急増しています。名古屋駅からのアクセスが良く、アニメの世界を彷彿とさせるフォトスポットや甲冑体験、さらに工場見学など、歴史とものづくり文化が融合した清須ならではの魅力に迫ります。
■名駅からも近く日本の歴史に触れられる場所
名古屋に来る外国人観光客はどこへ行くのか。その行先と理由を調査しました。
清須市役所の担当者:
「外国人が増加した意外な市町村ランキングで4位になりました」

いま観光客が急増しているのは、名古屋でも高山でもなく愛知県清須市です。2005年の秋、訪日外国人旅行者の人気上昇エリアで全国4位に。前年比3倍以上という驚異的な増加率となりました。
担当者:
「名古屋駅から近いので、名古屋で降りてから周辺のお城巡りをされているのではないかと思います」
アクセスの良さに加え、市内の2つの施設が人気です。
1つ目は清州城。城と対岸を結ぶ赤い橋がフォトスポットになっています。
ネパール人女性:
「有名なアニメのシーンに似ている。千と千尋の神隠しみたい」

台湾人女性:
「インターネットでリサーチしてきました。とても美しい景色です」
1時間以上かけて何枚も写真を撮影します。
台湾から来たカップルが次に向かったのは、甲冑の工房です。館内には市のイベントなどで使われる甲冑のレプリカが並び、無料で見学ができるほか、英語での解説も受けられます。

解説のあとには、特別に甲冑の着付け体験も。
ガイドの男性:
「この鎧は手作りで、アルミ製なので軽いです」
本格的な装いで、10分ほどで完成。
台湾人女性:
「あまり重くないです。クールです」
台湾人男性:
「とても強くなった気分です」
清洲城をバックに記念撮影。アニメ文化や日本の歴史に触れられる点が、清須の人気につながっています。
■ものづくりの現場が観光に…楽しめる工場見学が人気
もう1つの人気スポットが、キリンビールの名古屋工場です。工場見学が外国人観光客の人気を集めています。
この日に取材した見学ツアーは、参加者の7割以上が外国人でした。

マレーシア人男性:
「ビールが好きで、どのように作られているか知りたくて。マレーシアには見学できるビール工場はありません」
工場見学も、日本ならではの体験です。強大なタンクを目の当たりにした参加者たち。
マレーシア人男性:
「とても清潔で広いです」
1分間に1500本の缶詰工程を見学し、搾りたての麦汁を試飲。映像で製造工程を学んだあとは、完成したビールで乾杯します。
マレーシア人男性:
「ビール工場を訪れるのは初めてで、とても興奮しました。工場のイメージが変わりました」

名古屋を訪れる外国人観光客の行き先を調査すると、東京や大阪とは違った体験ができること、そして“ものづくり愛知”ならではの魅力があることが見えてきました。
