中東情勢が一段と緊迫する中、原油高が暮らしに与える影響はさらに広がりそうです。経済アナリストで日本金融経済研究所の馬渕磨理子理事長に話を聞きました。
■マグロも牛肉も…馬淵さん「様々なものがじわじわと値上げ」
原油高が暮らしに与える影響は大きく「ホルムズ海峡は日本の財布に繋がっている。今後、様々なものがじわじわと値上げする可能性が高い」と話します。

例えば、日本人が好きなマグロも、遠洋マグロ漁がインド洋や北大西洋で行われているため、燃料高の影響で値上がりが懸念されています。
アメリカ産の牛肉も、円安が進んでいる事に加え、原油高によるコストが増えていくことを踏まえると、夏ごろからの値上げとなる可能性があるとしています。
4月の値上げには中東情勢の悪化の影響は反映されていないため、物価高で苦しんできた家計にさらなる影響が予想されます。
電気・ガス料金も数カ月から半年程度をめどに、値上がりの可能性があります。
■食卓だけじゃない…あらゆるものに影響が
原油から得られる「ナフサ」は中東からの輸入に頼っていて、原油高に伴い高騰しています。

それにより、ナフサ由来の石油化学製品(プラスチック・タイヤなどの合成ゴム、洗剤などの日用品)も値上がり・品不足が予想されます。
ナフサの高騰で医療業界にも影響が及ぶ可能性もあり、医療用の「手袋」や「滅菌パック」も品薄の懸念があるとのことです。
厚生労働省は、「今すぐ医療への影響はない」としていますが、中東での戦闘がさらに長引いた場合は影響がでる可能性があるので、注視していくとの見解を示しています。
