物価高が家計を直撃する中、今、外食産業では“食べ放題市場”が拡大しています。
新生活が始まり何かと出費が重なるこの時期。
まずは街で春のお財布事情を聞きました。
女性:
(小2娘の)上履きとか体操着も小さくなったので毎年買い替えないといけなくて、学校指定のものが普通に売っているものより高い。毎年(新年度は)それが出費ですね。
男性:
春休みに入って旅行とかの出費が普段学校とかあるときと違って多い。1回の旅行で4~5万円くらいですね。
社会人2年目:
オフィスカジュアルみたいな服をどかっと買わないといけない。自分の好みでない服も用意しないといけない。痛い出費でした。見られないです、カードは。見てないです。
新生活に値上げラッシュも直撃する中、番組が取材したのは回転寿司店「かっぱ寿司」。
お昼時でにぎわう店内のテーブルには、山のようにお皿が積み重なっていました。
「かっぱ寿司」が全店で開催している食べ放題。
マグロもサーモンもエビも、さらに茶わん蒸しやデザートなど約100種類のメニューをどれだけ食べても、お値段は平日限定価格で3490円~です。(70分制・ラストオーダー:終了20分前)(時期・店舗により商品・価格が異なります。詳しくはwebサイトをご確認ください。)
男性:
子供が4月から小学校に入学。寿司が好きだから入学前に“食べ放題”。きょうで2回目です。
こちらの家族は早速、次から次へとお寿司を注文。
食べ放題が始まってあっという間に、テーブルは皿で埋め尽くされた状態に。
男性:
30~40分でおなかいっぱいになって、あと20分でデザートとかのんびりやります。
高校生は食べる前から気合十分です。
目標は30皿。勢いよく食べていきます。
日本フードサービス協会の調査によると、回転寿司チェーンなどでは食べ放題の店舗拡充が客の集客につながり、売り上げが増加傾向に。
かっぱ寿司での食べ放題の開催は4月15日までの予定でしたが、好評のあまり4月28日まで期間を延長したといいます。
「すごく満足しています。こんな食べていいんだと思って。シャリも小さめで、その分色んな種類を食べられていい」と話す親子は、お寿司で満足したあとはデザートと茶わん蒸しで締めていました。
カッパ・クリエイト(株)広報宣伝部・國方祥部長:
特に春休みは家族・学生たちで大変にぎわっている。ネタの回転率が早まることにより、食べ放題以外のお客さまにも鮮度の高いネタを提供できる状態です。
食べ放題を実施する店は他にも。
ファミリーレストラン「ココス」でも、朝食バイキングで食べ放題を実施。
食べ放題市場が拡大している背景について、専門家は物価高にも関係していると見解を示します。
外食ビジネスアナリスト・三輪大輔さん:
食材費や人件費などが高騰している。コストをコントロールしながらいかに売り上げを上げるかとなった時、メニューを調整し利益をコントロールしやすい食べ放題の提案は魅力的。
そして、消費者にも人気の訳は…。
外食ビジネスアナリスト・三輪大輔さん:
節約志向が消費者の間で広がっている。食べ放題だとコスパがいい、お財布のコントロールがしやすい。ここで選ばれているのではないかと。
専門家は今後、食べ放題が様々な業種の飲食店で広がり、さらに多様化していくとしています。