京都府南丹市の小学生6年生、安達結希さん(11)の行方が分からなくなってから10日となった2日、広い範囲で捜索活動が行われた。安達さんの通学カバンが見つかった現場を取材すると、地元の人たちからは「なぜこんな場所にカバンがあったのか」との疑問の声があがった。

広い範囲で捜索続く

2日も、京都府南丹市の広い範囲で続けられた捜索活動。

潜水服のようなものに着替えた捜査員が池に向かっていく
潜水服のようなものに着替えた捜査員が池に向かっていく
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峠道に隣接する池では、警察による捜索が行われた。さらに、小学校から約10km離れた渓谷付近でも捜査員の姿が確認された。

地元住民:
(警察が)犬を連れて2人ぐらい歩いてずっと捜索されて。この辺りもずっと歩いていました。川のところもずっと。

峠道と小学校の中間付近の防犯カメラ映像は…

3月23日朝、父親の車で小学校付近まで送り届けられた後、登校せず、行方が分からなくなっている安達結希さん(11)。警察によると、これまでに確認した周辺の防犯カメラからは、安達さんの姿が確認できていないことが分かった。

峠道と小学校の中間付近の防犯カメラ映像より。安達さんの姿は確認できず。
峠道と小学校の中間付近の防犯カメラ映像より。安達さんの姿は確認できず。

安達さんが通う園部小学校と、黄色のリュック型通学カバンが見つかった峠道の、ちょうど中間付近に設置された防犯カメラの、行方不明になった当日のデータを見ると、映像に映っていたのは、行き交う車と自転車に乗った学生の姿だった。

峠道と小学校の中間付近の防犯カメラ映像より
峠道と小学校の中間付近の防犯カメラ映像より

撮影時刻は、安達さんが行方不明になった直後にあたる3月23日午前8時から9時頃。朝の通勤通学時間帯ということもあり、車や自転車の往来は確認できたが、通りを走る車は映っていたが、小学生が歩く姿は確認した範囲内では見つからなかった。

「一刻も早く無事な保護を」

安達さんの行方が分からなくなってから10日。発生翌日から捜索にあたった地元の消防団長が2日、取材に応じた。

南丹市消防団 野中大樹団長:
やはり命に関わることなので、一刻も早く無事に保護をさせていただきたいなという思いはありますね、ずっと。

警察からの依頼を受け、最大206人を動員し捜索にあたった地元消防団。安達さんの行方が分からなくなった翌日の3月24日から3回にわたり、園部町をくまなく捜索したという。

――捜索は?
南丹市消防団 野中大樹団長:
空き家、野小屋とかちょっと子供が入れそうな所は、田舎なんで水路も大きい水路とかあるんで、その辺りも捜索はしてます。

行方不明となってから6日後の3月29日には、小学校から約3km離れた峠道で、親族が安達さんの黄色の通学カバンを発見した。その前日を含め、付近を消防団が捜索した際にはカバンは見つからなかったという。

――どのように捜索をしたか?
南丹市消防団 野中大樹団長:

車両からと徒歩。それは中山峠のみならず。
ただ言えるのは、「見つけられなかった」ということくらいしか言えない。

地元ドライバー“人とすれ違ったことない”

安達さんの行方に繋がる有力な手がかりが見つからない中、峠道で発見された通学用リュック。

通学カバンの発見現場近く
通学カバンの発見現場近く

規制線が解かれた現場付近を改めて見てみると、道路の両脇は土砂や落ち葉が堆積した急斜面になっている。地元のドライバーからは「なぜこんな場所にカバンがあったのか」との疑問の声があがる。

――人とすれ違うことは?
地元の人:
人はないです。ガードレールは少ないし、危ないところ。しかもこの地面結構濡れている。

安達さんと同年代の男の子も、“1人で行く場所ではない”と話す。

小学5年生の男の子:
1人で?勝手に?山奥って何か危険そう。行かないと思います。

警察は、防犯カメラの確認範囲を広げるとともに、情報提供を広く呼びかけている。
安達さんは身長134.5cmの痩せ形、黄色い帽子をかぶり、フリース・灰色のトレーナー、ベージュのチノパンをはいていたという。情報提供は南丹署生活安全課(0771-62-0110)まで。
(「イット!」4月2日放送より)

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