東日本大震災からの復旧・復興を進めるため、国が現地の拠点として設置していた、「宮城復興局」が3月31日、最後の業務を終え、廃止されました。
今後は、都内の復興庁に機能が移転されますが、引き続き、被災者の心のケアなど支援を続けるとしています。

JR石巻駅前のビルに入る「宮城復興局」。

宮城復興局 石田勲次長
「これが元々会議室だった場所。」
Q.がらんとしていますね
「そうですね」

この日、翌日の業務終了を前に、職員たちは、片付け作業に追われていました。

東日本大震災が起きた翌年、復興庁の発足に合わせて、出先機関として、仙台市内に設置された「宮城復興局」。
2021年には石巻市に移されましたが、被災地の声を受け止め、国の関係省庁とつなぐ、「調整役」として復興の一助を担ってきました。

東日本大震災から15年。県内では、インフラの整備がほぼ終わり、ひとつの節目を迎えたとして、3月31日で廃止が決まりました。

宮城復興局 石田勲次長
「本当に最後なんだなと思います」

この節目を特別な思いで迎えたのは宮城復興局の職員、石田勲さんです。
住宅の高台移転や、災害公営住宅の整備に向けて連日、被災地に足を運び、国との調整を担いました。

宮城復興局 石田勲次長
「色々な議論がありましたから夜遅くまで熱く議論していた記憶はあります。(震災から)時間が経ったからこそ、心のケアも難しくなっていると思いますし、震災の記憶、教訓の伝承は重要になってくるとか、時間の経過とともに課題や中心にやるべきことは変わってきている」

そして、31日。
宮城復興局は14年にわたる役目を終えました。

4月1日付で東京の本庁に、「岩手宮城復興推進室」が設置され、10人ほどの職員が業務を引き継ぎます。

宮城復興局 石田勲次長
「迅速に復興事業を進める色々な意見を集約してつなげることを取り組んできたつもりですから、復興事業が回っていくスピードが早くなったという面では貢献できたのかな」

東日本大震災の発生から15年…被災地の支援がひとつの区切りを迎えた形です。

仙台放送
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