4月1日から新年度を迎えるのにあわせ、自転車の交通違反に反則金を科す「青切符制度」が始まる。対象は16歳以上で、違反の内容によっては最大1万2000円の反則金が科される。事故増加を背景に、ルール遵守がこれまで以上に求められている。

自転車と歩行者の事故過去20年で最多

4月1日から新年度。自転車に乗る人は注意が必要だ。
自転車のルールが変わり、違反すると最大で1万2000円の反則金が科されることになる。

傘差し運転であわや正面衝突
傘差し運転であわや正面衝突
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傘をさしながら、そして、イヤホンを付けながら、大事故にもつながりかねない交通違反。

これまでにも、傘をさしながらの運転で対向してきた自転車とあわや正面衝突の場面や、違反行為である「並走」をする2台の自転車が赤信号を無視し、車と衝突寸前でヒヤリとする瞬間などがカメラに捉えられていた。

警察庁のまとめによると、2025年1年間の自転車と歩行者の交通事故件数は全国で3269件で、過去20年で最多となっている。

対象は16歳以上

こうした自転車違反を取り締まるため4月1日から始まるのが、いわゆる「青切符制度」。
16歳以上が対象で、違反者には反則金が科される。

青切符の対象となる違反は実に113種類。
どこからがアウトなのか、街でサイクルアドバイザーに聞いた。

“ハンドルに荷物”は安全運転義務違反
“ハンドルに荷物”は安全運転義務違反

日本自転車普及協会 サイクルアドバイザー・山口文知さん:
あちらの方も歩道を通行してるのと同時にハンドルに荷物をさげてる。あれで安全運転義務違反で反則金5000円です。これも危険ですね、手をずっとポケットの中。手を入れっぱなしで運転してますので、安全運転義務違反ですね。

反則金の金額は違反の重さによって異なり、2人乗りは3000円、一時停止違反は5000円、逆走や歩道走行は6000円の反則金となっている。

そして、31日のような雨の日に多く見られたのが、傘をさしたりイヤホンをつけて走る“ながら運転”。
運転反則金は5000円だ。

傘をさしながら運転していた80代の女性は「天気が悪いときでも傘差していっちゃだめなのね。気をつけます」と話していた。

一方、イヤホンのながら運転については、周りの音が聞こえれば反則の対象外だという。

日本自転車普及協会 サイクルアドバイザー・山口文知さん:
周りの音が聞こえないと違反になりますので、両耳は避けた方がいいですね。片耳ならOK。

そして最も重い反則金が、やはり「スマホのながら運転」だ。
過去には死亡事故につながったこともあり、反則金はイヤホンの倍以上、1万2000円に上る。

全ての違反が反則金につながるわけではない
全ての違反が反則金につながるわけではない

事故を防ぐ狙いの「青切符制度」だが、全ての違反が反則金につながるわけではない。
警察の指導や警告に従わない場合や危険性の高い違反は、一発で青切符となる可能性がある。

日本自転車普及協会 サイクルアドバイザー・山口文知さん:
自転車は車両なので、車道の左側を必ず走ることと、歩行者を優先することが大事。

反則金5000円“無灯火運転”便利なグッズも

一方、新しく始まる制度を周知する取り組みもある。

東京・品川区の自転車文化センターでは、シミュレーターを使った模擬運転が体験できるほか、クイズ形式で違反の対象を学ぶことができる。

さらに、便利なグッズも登場した。

無灯火運転が5000円の反則金となるため、神奈川・大和市の自転車店では様々なライトを展開していた。

オススメは太陽光で充電ができるライトだ。

サイクルオリンピック相模大塚店・菊澤郁海店長:
夜間走行時などは、車からどれだけ認知されるかっていうところが大事になる。後ろを自動で照らしてくれるっていうライトがあると、かなり安全に乗っていただける。

デザイン性が高いヘルメットも
デザイン性が高いヘルメットも

また、反則金の対象ではないが、努力義務のヘルメットもキャップやハットタイプなど、デザイン性の高いものも増えていた。

4月1日から変わる自転車のルール。
注意して運転することが求められている。
(「イット!」3月31日放送より)

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