秋田県の2025年度の最低賃金は、年度最終日の3月31日に引き上げられ、全国で最も改定額の適用が遅くなりました。労使ともに様々な声が聞かれますが、秋田市にある店は引き上げを前向きに捉えています。いち早く賃金を上げたことが従業員の採用につながっているようです。

秋田市のスーパー、グランマート泉店です。

働く人のほとんどがパート従業員だというこの店は、最低賃金改定に先駆けて、いち早く時給を引き上げました。

店では、秋田県の最低賃金が1031円に引き上げられることが決まった2025年9月の時点で、パートやアルバイトの時給を970円から1040円に引き上げました。

社内では賃金の引き上げについて好意的な声が多かったといいます。

グランマート泉店・高橋誠店長:
「昨今の物価上昇、光熱費高騰の中で、時給が上がるのは従業員にとって大変良いことだと思う。これまで人材の確保が難しいのが正直なところ。時給が上がって採用の問い合わせが増えているし、働いてみたいという声が多くなっている」

いち早く時給の引き上げに踏み切ったことで、採用への応募や問い合わせが増え、人材が増加しました。

シフトのやりくりがしやすくなったほか、より手厚いサービスを提供できるようになったということです。

賃金の上昇は従業員のやる気にもつながっています。

パート従業員:
「時給値上げはうれしい。1000円を超えたから大変助かっている。県内の最低賃金改定は3月まで遅くなる形だったが、いち早く去年の段階で上がったというのはモチベーションにもつながる」

グランマート泉店・高橋誠店長:
「モチベーションアップのために従業員の声をしっかりと聞いて、それを客に提案する活動をしていきたい」

店ではこれまで、税金や社会保障、配偶者手当に関わるいわゆる「年収の壁」を超えないよう、働き控えをする従業員もいました。

年収の壁の引き上げとともに時給が大きく上がったことで、これまでよりも長い時間働きたいという人が増えているといいます。

またグランマートは、同じく県内でスーパーを展開する「いとく」と連携し、商品の仕入れを共同で行うなどコストの効率化を図っているということです。

秋田テレビ
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