4月に食用油やマヨネーズなど2798品目の食品が相次ぎ値上げされる。
原材料や物流費の高止まりを受け、外食産業やスーパーにも影響が広がっている。
新宿のお好み焼き店では、夜の価格を約1割引き上げる検討に入った。
一方で、値下げや低価格商品の拡充など家計を支える動きも見られている。

4月から食品2798品目値上げへ

アツアツの鉄板の上で焼き上げられたお好み焼き。
仕上げには、マヨネーズをたっぷりと。

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鉄板焼きも楽しめる東京・新宿区のお好み焼き店「鉄板焼 お好み焼 莢」。

物価高の影響で卵や油などの仕入れ価格が上昇。
加えて、お好み焼きの仕上げに欠かせないマヨネーズの価格も徐々に上がっているという。

訪れた客からも「なくてはならない存在」「マヨネーズないと寂しいから、値上がりしてもかけてくれるとうれしい」といった声が聞かれた。

店も頭を悩ませていて、4月中旬から夜の時間帯のお好み焼き価格を1割上げることを検討中だ。

鉄板焼お好み焼 莢・井上雄介店長:
なるべく頑張れるところ頑張って、どうしても原価が上がっているところもあるので、(価格を)上げなきゃいけないかも。

4月からは、日清オイリオやJ-オイルミルズ、昭和産業が原料コストの高止まりなどから食用油の価格を値上げするほか、日清食品はチキンラーメンやカップヌードルなどの即席麺の価格を引き上げ。

また、味の素はマヨネーズの値上げに踏み切る。

帝国データバンクによると、4月以降、値上げされる食品は2798品目に上り、食品分野別ではマヨネーズやドレッシングなどの調味料が1514品目と最も多いということだ。

今回の値上げに、このところの中東情勢悪化による影響はまだ反映されていないという。

取材班が訪れたスーパーでは、円安や原油高の影響を受け、4月1日から牛肉の値上げに踏み切るという。

神奈川県内のスーパーでは、これまでアメリカ産牛タンの価格は100グラム699円でしたが、4月1日からは200円アップの899円。
その他、アメリカ産の牛ハラミやカルビについても、5%から20%の値上げを検討しているということだ。

セルシオ和田町店・鶴田聡部長:
消費者が手の届かない値段になりつつあるのが事実。国産品の方が値上げ幅的には低い。そちらを重点的に販売。

家計にうれしい!値下げや低価格商品の拡充も

出口の見えない物価高の中で、家計にうれしいサービスを始める企業もあった。

大手弁当チェーン「ほっかほっか亭」が値下げするのは、ライス大盛りの価格だ。

単品のライス大盛りは260円から240円になり、弁当のライス大盛りへの変更は70円から50円に、それぞれ20円引き下げられる。

また、イトーヨーカ堂は31日、低価格帯のプライベートブランド「セブン・ザ・プライス」の拡充を発表。

4月1日からの新年度に約90品を順次投入し、全体の品ぞろえを約400品に増やす予定だ。

新商品のマヨネーズは一般的な商品サイズの2倍以上の1kgで、税込み624円。
容量を増やすことで生産を効率化するなどして、価格を抑えている。

一見シンプルに見える白いパッケージも、あえて装飾を減らすことで包装資材のコストを抑えているということだ。

また、刻みのりは通常の焼きのりの加工の際に出る、いわゆる端材を使用し価格を抑えているという。

イトーヨーカ堂 フード&ドラッグ事業部長・土居仁さん:
原料をいかにみんなで協力し合いながら調達できるか。無駄なものは本当にないか考えながら(低価格を)実現していきたい。

(「イット!」3月31日放送より)

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