FIREでは、資産運用からの収入で生活費の一部または全部をまかないます。

FIREを目指すためには、

(1)リタイア後の年間の生活費を計算する
(2)年間の生活費を年間の資産運用収入でまかなうために必要な「FIRE」資産の総額を計算する
(3)「FIRE」資産を貯めるために毎月投資を行う
(4)毎月の積立金額を増やせばFIREが近づくので、支出を削る

以上の順番で考えます。

たとえば、リタイア後の年間の生活費を300万円(月額25万円)とする場合、前回のコラムで解説したように7500万円の資産が必要になります。

仮に現在30歳の方が50歳までにFIREすることを目指して7500万円を貯めるためには、毎月約20万円を5%の利回りの商品で20年間運用する必要があります。

(イメージ)
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かなり厳しい節約生活を強いられる上に貯蓄したお金を全額投資に回していかなければFIRE実現まで年数がかかり、FIRE実現後も安定した利率で運用し続けられる保証もありません。

そして、前回もお話したように、企業を退職すると厚生年金から国民年金に移行することになり、年金額も少なくなってしまいます。老後の年金が少なくなれば、資産運用の収入はもちろん、資産運用に頼る時期が長くなります。

現実的なのは「サイドFIRE」

そこで、現実的なのは、生活費の一部を勤労収入と合わせてまかなう「サイドFIRE」です。

たとえば、上記の例の場合、勤労収入で毎月15万円を得るとすると、年間の生活費を年間の資産運用収入でまかなうために必要な「FIRE」資産の総額は、3000万円となります。

この場合、毎月7.5万円を5%の利回りの商品で20年間運用することができれば約3000万円になります。