被害が相次いでいるSNSを使った詐欺についてです。
およそ90万円をだまし取られる被害にあった大分県大分市の男性が取材に応じその巧妙な手口を語りました。
◆被害にあった 20代の男性
「警察に行った時はまさか自分が…と思った。本当に身近に(犯罪があると)感じた。みんなが絶対に引っかからなという保証は無いと思った」
詐欺被害について話してくれたのは、大分市内に住む20代の男性です。
男性は3月SNSの「TikTok」を見ていた時に副業に関する広告をクリックしました。するとLINEのアカウントが表示され、男性は相手にメッセージを送りました。そして相手から「動画を視聴してその一部をスクリーンショットして送れば報酬を支払う」と伝えられたということです
◆被害にあった 20代の男性
「動画を視聴するだけでと書いていたので正直、自分も半信半疑ではあったが最初は(報酬は)1000円くらいから、動画視聴でこつこつ貯めていった」
指示通りに作業を行ったところ、電子決済サービス「ペイペイ」上で電子マネーが増えていったため男性は話を信じてしまったということです。
◆被害にあった 20代の男性
「元々入出金が出来ていたのでずっと、そこらへんから(警戒心が)薄れていた」
さらにその後、暗号資産の投資を持ちかけられ指定された口座に複数回にわたり現金を振り込んだということです
紹介されたサイト上では利益が出ていてその金を実際に引き出そうとしたところ…。
◆被害にあった 20代の男性
「金額が膨れ上がってきて約90万円を下ろすのに『100万円入金しないと下ろせませんよ』みたいな感じがあった。その時に金額が金額だったので怪しいなと」
男性はその後警察に相談し被害が発覚、現金およそ92万円をだまし取られました。
◆被害にあった 20代の男性
「楽して高額収入とかいうものはこの世には無い。いくら金が欲しいといっても簡単に稼げることは無いと20代には特に心に脳裏に残してほしい」
巧妙化する詐欺の手口。県警によりますと、SNSを使った詐欺の被害は2026年2月末までに2025年の同じ時期より40件多い75件発生していて、被害額はおよそ3億6885万円に上ります。
このうち、およそ7割はSNSを通じて投資話を持ち掛けられるものだったということです。
◆県警安全・安心まちづくり推進室長畑陽子室長
「正規の取り引きと信じ込ませるために 実際に利益を少額、最初の方に振り込みがあったりとかそういったような手口も増えている」
県警は「SNS上で知り合った相手から 副業や投資を勧められた場合は詐欺を疑って警察や家族に相談して欲しい」と呼び掛けています。