鹿児島県鹿屋市の吾平町を通る「吾平道路」が3月20日、開通した。大隅半島を南北に縦断する「大隅縦貫道」の一部であり、今回の開通により計画全体の約3割が完成したことになる。塩田知事は「一刻も早く全線開通を目指して全力で取り組む」と意気込みを語った。
大隅半島を縦に走る、全長約50キロの幹線道路
大隅縦貫道は、東九州道の鹿屋串良JCTに直結し、大隅半島を南北に縦断する全長約50キロの道路だ。鹿児島県が整備を進めており、その目的は単なる利便性の向上にとどまらない。地域の活性化はもちろん、災害時における交通の確保や、救急搬送の時間短縮といった、地域住民の安全・安心に直結する役割を担う道路として期待されている。
4.2キロ、約80億円をかけた「吾平道路」
今回開通したのは、鹿屋市吾平町を通る「吾平道路」の4.2キロ区間だ。約80億円をかけて整備され、3月20日午後3時から走行できるようになった。
開通を前に行われたカウントダウンでは、「3・2・1どうぞ」の声とともに待望の区間が走行開放された。記念式典には自治体や工事の関係者らが集まり、完成を祝った。
計画の約3割が完成、全線開通へ向けた課題
吾平道路の開通により、大隅縦貫道は全体計画のうち約3割が完成したことになる。残りの約7割はまだ整備途上であり、全線開通までには引き続き予算確保や工事の推進が求められる。

記念式典の場で塩田知事は「一刻も早く全線開通を目指して、県としても予算確保など全力で取り組んでいきたい」と述べ、整備加速への強い意欲を示した。
全線が開通すれば、大隅半島の交通ネットワークは物流の効率化や観光客のアクセス向上によって地域経済への波及効果も見込まれるため、今後の整備の進捗に注目が集まっている。
(動画で見る▶吾平道路で大隅縦貫道が計画の3割完成、暮らしと防災に何が変わるか)
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