オウム真理教による地下鉄サリン事件から20日で31年です。
今も後遺症に苦しむ被害者が胸の内を語りました。
1995年3月20日の朝、霞ケ関駅を通る地下鉄の車内で、オウム真理教の信者が猛毒ガスのサリンをまき、14人が死亡、6000人以上が負傷しました。
霞ケ関駅では、発生時刻の午前8時ごろに駅員らが黙とうをささげたほか、事件で夫を亡くした高橋シズヱさんも訪れ、花を供えました。
一方、31年たった今でも、事件の影響で苦しむ被害者がいます。
都内に住む野坂秀幸さん(67)は当時、池袋駅から乗った地下鉄の車内で事件に遭遇しました。
地下鉄サリン事件被害者・野坂秀幸さん:
(車両を)乗り換えた瞬間に、あたりがすっと(視界が)暗くなって。
野坂さんは今も視界が二重に見えるほか、全身の痛みや腫れ、PTSDなどの後遺症に悩まされています。
地下鉄サリン事件被害者・野坂秀幸さん:
しびれみたいな痛みだったり、刺すような痛みだったり。ずっと痛いし、精神的に落ち着かないし。毒ガスだと知った以上は、自分は何年も生きられるとは思っていないし、いつ死んでもおかしくないとは覚悟しながら生きているわけですよ。
野坂さんは、サリンが人体に与える影響について研究が尽くされていないとして、国が主導して後遺症の治療法を開発してほしいと訴えています。