ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、EU(ヨーロッパ連合)の理事会で演説し、ウクライナへの支援の停滞に強い危機感を示しました。
ゼレンスキー大統領は、ロシア軍が前線で毎月約3万から3万5000人の損失を出しているとしたうえで、「侵略者は戦場だけでなく経済面でも弱体化させる必要がある」と強調しました。
その上で、EUの対ロシア制裁の追加措置が停滞しているほか、アメリカも制裁を一部緩和し、ロシアの戦争資金につながっていると指摘しました。
一方、EUによる総額900億ユーロ規模の融資計画が前進していないとして早急な対応を求めていますが、ロシアに融和的なハンガリーなど一部の加盟国の反対により、調整が難航しています。
ゼレンスキー氏は、「ウクライナの平和はヨーロッパの平和だ」と述べ、結束の重要性を改めて強調しました。