文化や防災など様々な場面での活躍が期待される先進的なシステムに、多くの人が興味を示していました。国の研究機関が開発した通訳システムの体験会が19日、熊本市で開かれました。
国立研究開発法人情報通信研究機構『NICT』が開発した通訳システムの体験会。熊本市東区県内の企業関係者などが参加し、同時通訳システムや33の言語に対応した翻訳アプリが紹介されました。中でも多くの人が興味を示していたのがこちらです。
【前田美沙希記者】「こちらのスピーカーで再生されている言葉は、複数の言語に翻訳されるのですが、聴こえる言語は立ち位置によって異なります」
機械の内部に複数のスピーカーが配置されていて、それぞれが出す音を打ち消すことができる仕組みになっているため、立ち位置により自分が選んだ国の言語をクリアに聴くことができるというものです。
【参加者】「海外旅行のときに〈言語の壁〉で本当は体験できるのにできないもったいないことがある。そういう言語の壁がなくなるのはいいなと思った」
【参加者】「蔦屋書店を運営している。開催するイベントについて発信するのに、通りがかった外国人にも伝えられたらいいなと思った」外国人観光客が増加する中、博物館や美術館などの施設で利用者がそれぞれの言語による説明を同時に聴けるメリットがあるということです。
また、災害発生時に様々な国籍の避難者がいても同時に誘導が可能となります。このシステムは現在、実用化に向けて全国各地で実証実験が行われているということです。