大雨のとき、一時的に雨水をためて、ゆっくりと地面に浸透させる仕組み『雨庭』。熊本市内の高校生が初めてこの『雨庭作り』に挑戦しました。19日は、関係者向けに生徒たちが今年度の成果を発表しました。

【進学コース2年生杉浦大心さん】「4000円しかコストがかかっていないから誰でもできる再現性のあるモデルだと思う」

雨庭作りについて発表したのは、熊本市中央区の慶誠高校に通う進学コースの2年生です。『雨庭』とは雨水を一時的にため、ゆっくりと地中に浸透させる浅いくぼ地のことで、水が川に一気に流れ込むのを防ぎ、水害のリスクを減らす効果が期待されています。

2020年7月の豪雨をきっかけに治水対策の一つとして熊本県立大学や肥後銀行などが普及を進めています。慶誠高校では今年度、総合的な探求の授業でこの『雨庭づくり』に挑戦しました。

生徒たちは熊本県立大学の所谷茜特任講師と一緒に校庭に染み込む水の量〈浸透能〉を調べるなど雨庭について学習。使っていない花壇に雨庭をつくりきょう関係者にお披露目しました。

校舎の屋根に降った雨の一部が流れ込む仕組みとなっていて、雨水を直接、排水溝に流さず一時的にためることができます。

【慶誠高校2年 杉浦大心さん】「雨庭を見た後輩たちが『水害の対策に役立っているんだ』と感じてほしい。熊本の都心部はコンクリートが多くて梅雨の時期にマンホールから水があふれることがあるが、それを少しでもなくすための雨庭だと知ってほしい」

熊本市内の高校で初めて完成した雨庭。学校では新年度もこの取り組みを継続し、雨庭にどのくらいの雨水が浸透するかなど効果を検証。さらに改良版の雨庭をつくる方針です。

テレビ熊本
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