2026年1月、東京・台東区東上野の路上で現金約4億2000万円が奪われた事件。
“令和の4億円事件”とも呼ばれた謎深いこの事件が、14日、急展開しました。
警視庁は、事件の指示役とみられる山口組弘道会系幹部の狩野仁琉容疑者(21)と職業不詳の小池恒児容疑者(47)、さらに実行役や準備役とみられる合わせて7人を事後強盗の疑いで逮捕しました。
7人は車のトランクに置かれていた現金約4億2300万円の入ったスーツケースを奪い、その際、男性の顔に催涙スプレーを吹きかけるなどの暴行を加えた疑いが持たれています。
指示役の狩野容疑者と小池容疑者は、事件の約1時間半ほど前に板橋区内の公園で実行役の3人と合流。
車で現場に向かったということです。
奪われた4億円を超える現金は今どこにあるのでしょうか。
警視庁は、実行役の伊藤容疑者の関係先から1000万円と、同じく実行役の村田容疑者の交際相手の自宅から200万円を押収。
これら1200万円を含めても、これまで押収した現金は2950万円。
事件で奪ったとされる4億2300万円のわずか7%に過ぎません。
一方、指示役の狩野容疑者は事件後、約200万円のスイス製の高級腕時計や1000万円ほどの高級国産車を購入。
小池容疑者も約300万円の外国車を購入していたほか、借金を返済していた容疑者もいるということです。
そうした中、注目されるのが7人の容疑者のうち3人が異なる暴力団に属していたことでした。
指示役の狩野容疑者は山口組系、実行役の伊藤容疑者は住吉会系、準備役の福原容疑者は極東会系でした。
なぜ異なる暴力団同士が手を組んだのでしょうか。
ある捜査幹部は、利害が一致すれば異なる暴力団組織でも気にせず犯行に及ぶと話しています。
暴力団としての活動が年々厳しくなっているからこそ、自分たちのお金を稼ぐために手を組むことをいとわなくなっています。