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2人に1人が悩む春先のコンディション管理。
スマホ画面に表示される図形に触れることで、経絡や気血の巡りという東洋的な発想をセルフケアに取り入れたのが「My Relief(マイリリーフ)」です。
東洋医学の思想と特殊なグラフィックで表現した図形を融合させた仕組みは、AIに置き換えられない独自の価値を持っています。
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そんなMy Reliefの開発に関わるのが台湾チームのジュディスさん。
かつて自身も、季節や環境による外的要因からくる不快感に向き合ってきたことからMy Reliefのプロジェクトに対する思い入れが強く、「より多くの人に使いやすいと感じていただけるようサービスを洗練させていきたい」と考えているそうです。
今回は、ジュディスさんがMy Reliefに関わるようになったきっかけや、ユーザーのデータとファクトを蓄積・分析しながら、サービス改善に取り組む姿勢について話を聞きました。
スティーブ・チャンのビジョンに共鳴し、台湾発のプロジェクトチームに参画
── まずは個人のバックグラウンドについて教えてください。
私は大学と大学院で、医用生体工学(バイオメディカル・エンジニアリング)を専攻し、血管や心臓の治療方法について研究していました。
キャリアのスタートは、ウェアラブルデバイスのスタートアップ企業で、アルゴリズム開発に3年ほど携わった後、グローバルな医療機器メーカーに勤務しましたが、さらに自分の可能性を広げるためにプログラミング開発を学びました。
「バイオメディカルエンジニア」をキーワードに仕事を探していたときのことです。
求人サイトで、バイオメディカル・エンジニアチームをリードするポジションの募集を見つけました。選考の過程で、ミンイー財団の創設者であるスティーブ・チャンと出会い、この出会いがきっかけとなって、現在のプロジェクトチームに関わるようになりました。
面接で初めてスティーブとお会いした際、彼が明確なビジョンに突き動かされ、物事を非常に大きな視点で捉えていること。そして、何事に対しても非常にオープンマインドな姿勢だったことがすごく印象的だったのを覚えています。
── 台湾のプロジェクトチームでは、どのような研究を行っているのでしょうか?
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体の状態やバランスを多角的に捉える研究にフォーカスし、特に東洋的な考え方を取り入れた分野を重点的に探究していました。
転機となったのは約5年前です。
My Reliefプログラムの開発者が台湾大学を定年退職し、ミンイー財団の活動に関わるようになりました。
その後、財団内に Healing Source Center を立ち上げ、外的ストレスやアレルギーに関連する日々のゆらぎについて、今後の研究・検討を目的としたプログラムセッションの提供を開始しました。
この取り組みをきっかけに、それまで理論を中心としていた研究は、実際のセッションを通じた実践へと大きく広がっていきました。
開発者は、もともと消化器内科の医師であり、専門は東洋医学ではありませんでした。しかし臨床の現場で、「西洋医学だけでは満たしきれない医療ニーズがある」ことを常に感じていました。
さらに、ご親族が長年アレルギーに関する悩みを抱えていたこともあり、環境からの様々な外的ストレスによる不快感の改善については、特に問題意識を持っていたといいます。こうした原体験をきっかけに、西洋医学以外の可能性を本格的に探究し、約30年前から鍼灸をはじめとする東洋医学のさまざまな分野を学び、研究を重ねてきました。
そして、その長年の探究の積み重ねが、現在の My Reliefプログラムの開発へとつながっています。
── 台湾では春に特有の外的ストレスの変化は少ないそうですが、逆に日本についてはどう感じていますか?
台湾では、日本ほど春に環境からの外的ストレスを受けることはないため、春の不快感に悩む人はそれほど多くありません。
ただ、私はシンガポールやアメリカでも育ったのですが、アメリカの大学時代には実際に季節特有の経験をしていました。ですので、日本の方々が春先に抱える悩みの大きさは、実体験を通じてよく理解しています。
常にアップデートし続ける「My Relief」の開発哲学とAIに代替できない独自の価値
── My Reliefの開発で大切にしていることや工夫している点を教えてください。
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メインのテクノロジーは「スマホ」そのものではなく、画面に表示される「図形」にあります。もともとは紙に印刷した図形を、タイマーで計りながら触れるというアナログな手法で行っていましたが、「誰もが持っていて、すぐにアップデートできる」というスマホの利便性を活かし、デジタル化したのが今のサービスとなっています。
この図形は、東洋医学における「経絡(けいらく)」や気血(エネルギー)の巡りという考え方をヒントに設計されています。
鍼灸の発想にも通じる東洋的な視点をもとに、独自にデザインされた図形に触れることで、日々のセルフケアに取り入れやすい形へと落とし込んでいます。また、インドの「サイ・サンジーヴィニ」という図案の考え方も参考にしながら、図形や画像の可能性に着目し、独自の画像デザインへと発展させました。現在使われている図形は、そのような発想と研究の積み重ねから生まれたものです。
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開発で工夫しているのは、徹底した「データ最適化」です。ユーザーからのフィードバックはもちろん、図形の順番や表示時間、グラフィックを常にアップデートしています。
当財団の代表であるスティーブがこのプロジェクトに強い関心を持っているのは、どんなにAIが進化しても、私たちが提供するものには、AIだけでは置き換えにくい独自の価値があると考えているからです。
ファクトに基づいた改善を続け、より多くの方が「続けたい」と感じられるセルフケア体験を目指す。
── 日本人ユーザーを対象にビジネス展開することの難しさはどう感じているのでしょうか?
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最大の課題は、「サービスの改善率」をどこまで高められるかという点です。
現状では、My Reliefの1回目の利用で何らかの変化を感じる方もいらっしゃいますが、日を空けて3回利用された方のうち、71%が何らかの前向きな変化を感じたと回答しています。My Reliefは、繰り返しご利用いただくことで変化を感じやすくなると考えているため今後は「LINEユーザーの継続利用率」を追っていく必要があると考えています。 ※2025年2月1日~4月28日の期間中、My Reliefを3回利用したユーザーの71%が「実感あり」と回答(自社調べ)。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
この2つを向上させていき、より多くの方に日常の中での変化を感じてもらえる状態 になれば、LINEユーザーの皆さんは説明を必要とせず、もっと自信を持って周りに薦めてくれるようになりますし、世間からの理解や受け止められ方も、より前向きなものになっていくと考えています。
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なので、私たちは数字に対して誠実であり続け、ファクトとしてのデータを集めながら、AIだけでは置き換えにくい独自のアプローチを洗練させていくこと。そしてより多くの人に日常の中での変化を感じてもらえるようになることが、サービス普及の鍵になると考えています。
── 最後に今後の展望についてお聞かせください。
開発者がより正確な改善を行えるように、客観的なデータを提供し続けることが私の役割です。
楽観的な予測に頼るのではなく、LINEユーザーのフィードバックや調査会社のデータなどの「ファクト」をもとに、今のプログラムのどこに課題があるのかを可視化することが大事になります。それを私のチームが開発者に適切にフィードバックすることで、My Reliefのプログラムの精度をデータドリブンに進化させていきたいですね。
常にファクト(事実)に基づいて改善を繰り返し、春先の悩みを抱える方々に寄り添えるサービスを作っていければと考えています。
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