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突然届く「申立通知」。
知らない会社名、見慣れない言葉、そして“お金の話”。
多くの人が最初に抱くのは、驚きや不安かもしれません。
近年は詐欺メールも増え、「これは本物?」「どう対応すべき?」と身構えるのは当然のことです。
しかし“予期せず未払いが発生してしまう問題”は増えています。
クレジットカードの有効期限切れ、カードの再発行、退会したつもりだったサービスの継続など——それを対応する担当者も気づかぬうちに未払いが溜まり、数が何百・何千件と積み上がれば、企業の現場は疲弊してしまう。
こうした社会的なギャップを埋めるために登場したのが、 オンライン紛争解決(ODR)サービス「ワンネゴ」です。
ワンネゴは、未払い問題を“テクノロジーによる合意形成”で解決するプラットフォーム。
法律の専門性とテクノロジーを組み合わせ、債権者と債務者の間に立つ「中立の窓口」という新しい役割を担っています。
今回話を聞いたのは、その中でも“債務者の窓口”を一手に支える存在。
Debtor Success(デターサクセス)、南佳介さんです。
未払いの裏側で何が起きているのか?
なぜ対話が必要なのか?
そして中立とはどうあるべきなのか?
南さんのインタビューから、ワンネゴの本質が見えてきました。
インタビューイー
株式会社AtoJ DS(Debtor Success、デターサクセス)担当・南 佳介
■ ワンネゴの役割は「取り立て」ではなく“中立の対話”
ワンネゴは、法務大臣認証のODRサービスとして、未払い問題に特化した仕組みを提供しています。
といっても、取り立てでも、裁判でもありません。
あくまで「合意をつくるための仕組み」。
事業者側から申立てが行われると、債務者は選択肢を選びながら状況を確認し、解決に向けて進めることができます。
金額が具体的で、論点が明確。
公共料金の支払いに近い、落ち着いたやり取りができるのが特徴です。
——とはいえ、初めて通知を受け取る人の不安は小さくありません。
そこに寄り添うのが、南さんの役割です。
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▲「中立・公平」に解決に導くのがワンネゴ
■ 「名探偵のように」つまずきを探していく
南さんの業務は、債務者からの問い合わせ対応が中心です。
問い合わせはメールで届きますが、その中には「事情はよく分からないが困っている」という、情報の少ないメッセージも多いといいます。
「これは何を言いたいんだろう?」
「どういう背景があるんだろう?」
南さんは、少ないヒントから状況を推理し、利用者が“どこにつまずいているのか”を特定していきます。
「わずかな手がかりを拾っていくので、本当に名探偵コナンの気分です(笑)」
「『そこだったのか!』と原因にたどり着けたときは、思わずガッツポーズが出ることもあります」
たとえば、こうしたケースがありました。
ある利用者は未払いがあることは理解しつつも、事務側との対応で不愉快な経験があり、連絡自体を避けていました。
最初のメールでは事情は不明でしたが、何度も丁寧にやり取りを重ねるうちに背景が明らかになり、最終的には
「わかりました。対応しようと思います」
と前向きな返答をもらえたそうです。
その過程には、“中立であること”への強いこだわりがあります。
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▲利用者の状況やつまずきを読み取り、整理する
■ 「敵でも味方でもない。だからこそ、対等に話せる場をつくる」
南さんは、利用者を“過度に守る”こともしなければ、“責める”こともしません。
「ワンネゴは敵ではありませんが、過剰にすり寄るのも違うと思っています。
大切なのは“対等に主張できる場所”として信頼されること。」
介護現場で利用者を「〜ちゃん」と子ども扱いすることに違和感があるように、
債務者との関係でも“フラットさ”を守ることが大切だといいます。
また南さんは、色川武大『うらおもて人生録』の「9勝6敗のバランス」を仕事の軸にしているそうです。
「全部を完璧にしようとすると、かえって問題の本質が見えなくなります。
4つ失敗しても動揺しない余裕が、対話には大事なんです。」
この“余白の哲学”が、ワンネゴの中立性を支えているのでしょう。
■ 外国籍ユーザーの「敬意があるから支払います」に胸を打たれた
印象的なエピソードを聞くと、南さんは迷わず2つ挙げました。
● ケース①:日本語が不自由な外国籍ユーザー
クレジットカードを希望していたものの、銀行振込になってしまい、「日本語では難しい」と英語で相談が届いたケース。
ワンネゴの原則上、支払方法は変えられません。
それを伝えつつ、南さんは銀行振込の手順を英語で説明。
それでも難しいだろうと覚悟していましたが…
後日、その利用者から「振込が完了しました」と連絡が届いたのです。
「本当に感激しました。本人の努力がすごいと思いましたね」
● ケース②:フランス人ユーザーの“日本への敬意”
一時的に利用していたフィットネスジムの未払いをめぐり、
「ちゃんと言ってくれないと困る」という不満はあるものの、
「私は日本に敬意を持っている。だからきちんと払います」
と伝えてくれたというエピソード。
「グッときましたね。契約や約束への姿勢は文化によって違うと痛感しました」
未払いの背後には、単なる金銭の問題だけでなく、 「文化」「価値観」「誤解」「不安」が複雑に絡んでいます。
その糸を解くのが南さんの仕事です。
■ テクノロジーでできること、人にしかできないこと
南さんはワンネゴの利点を、こう語ります。
- 感情に左右されにくい、選択肢ベースの設計
- 3分で申立てできる簡潔さ
- オンラインで完結するスピード
- 法的根拠の提示や記録の保持が自動化される安心感
しかし、それだけでは“現場の声”はすくい取れません。
象徴的なのが「60日を過ぎるとアクセスできない問題」でした。
ハガキ通知が届くのが遅れたり、調べる時間を要したりして、
気づけば期限切れでログインできない——という相談が続出。
南さんはその根本原因を推理し、開発チームに即共有。
現在では期限超過でもスムーズに解決できる仕組みに改善され、
この問い合わせはほぼゼロに。
「現場の声がすぐ改善につながるのが、ワンネゴらしいところです」
テクノロジーと人が連動するからこそ、未払い解決の“新しいスタンダード”が生まれています。
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■ 南さん自身も“修羅場”をくぐってきたから、折れない
南さんのキャリアはユニークです。
人文系研究者を目指して大学院へ進んだものの、合わずに挫折。
その後、言語のバックグラウンドを活かしてIT業界へ入り、
10年以上、多国籍チームの中で困難な案件に向き合ってきたそうです。
「面倒くさいとあまり感じない体質で(笑)。
インドの人、ベトナムの人、アメリカの人……いろんな人の相談をなぜか一手に引き受けていました」
“超ブラックな案件”に巻き込まれた経験もあると言います。
冨田COOは、南さんを採用した理由をこう話します。
「困難なオペレーションを愚直にやり切れる人は本当に少ない。
南さんのような人がいることは、ワンネゴの品格そのものです」
“中立であること”を支えるのは、南さん自身が持つタフさでもあります。
■ 「不安でいい。でも、一人で抱えなくていい」
最後に、申立通知を受け取る人へのメッセージを聞きました。
「不安にならなくていい、とは言いません。不安になるのは当然です。
でも、ワンネゴは取り立てでも裁判でもなく、合意のための場所です。
支払い方法も柔軟で、相談もできます。
わからないことがあれば、遠慮なく問い合わせてほしいです。」
ワンネゴは、未払いによる“嫌な記憶”を最小化し、
“納得して終えられる体験”をつくるサービスです。
通知を受け取るのは怖いかもしれません。
でも、その先には、中立の窓口があり、
対話を通じた解決が待っています。
未払いで困ったとき、あるいは企業として対応が難しくなったとき、
ワンネゴは新しい選択肢となるでしょう。
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▲稀有な経験を活かし、「中立的解決」への道筋を探る
最後に
今回のインタビューを通じて感じたのは、
ワンネゴは“テクノロジーの会社”であると同時に、
“人間の不安に正面から向き合う会社”だということです。
未払い問題の裏側には、
誰かの小さなつまずき、誤解、気まずさ、そして生活があります。
それを責めるのではなく、
無視するのでもなく、
「納得して終われる関係」に導く。
その文化をつくる挑戦の中心に、
南さんのような中立を誓ったプロがいる——
それがワンネゴというサービスの、本当の価値なのだと思います。
会社概要
- 社名: 株式会社AtoJ
- 設立: 2020年
- 代表者: 代表取締役CEO 森 理俊(弁護士) 代表取締役COO 冨田 信雄(弁護士)
- 所在地: 〒530-0017 大阪市北区角田町8番47号 阪急グランドビル26階
- 事業内容: オンライン紛争解決プラットフォームの開発・運営
- 企業理念: "Access to Justice" - 法の安心を世界中の手のひらに
- 認証: 法務大臣認証 裁判外紛争解決事業者(認証番号176)
- サービスサイト: https://service.1nego.jp/
本件に関するお問い合わせ先
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株式会社AtoJ 広報担当
Email: info@atoj.jp
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