岡山聾学校の生徒が2月に倉敷市民会館に自身が製作したベンチと指揮台を寄贈しました。製作を通して新たな気付きが生まれました。
倉敷市民会館の3階に置かれたベンチ。2月に岡山聾学校から寄贈されました。
(佐藤理子アナウンサー)
「木目を生かしたぬくもりのあるデザイン。座面が広く大人が座ってもゆったりとくつろぐことができます。」
3人掛けで長さ1メートル70センチ、幅50センチで子供の手が入らないように隙間を4.5ミリにしたほか、角を落とし、安全性に配慮した作りになっています。
製作したのは3月に岡山聾学校を卒業した大山甘望さん。倉敷市在住で、地域貢献活動の一環で市民会館への寄贈を計画。2025年5月に会館を訪ねて職員から聞き取りを行い1年かけて製作しました。
(岡山聾学校を卒業した大山甘望さん)
「家から近い倉敷市民会館に作ったものを渡したいという気持ちで製作した」
当初はベンチのみを作る予定でしたが、倉敷市民会館からの要望で指揮台2点も製作しました。うち1つは客席に置くマーチングバンド用です。
(倉敷市民会館 三宅幸夫館長)
「しっかりした作りで長く利用者にも使ってもらえると思う。聾学校の生徒とコラボして改めて音について考えるきっかけになった。」
「音を扱う」施設と「音のない世界」で学んできた大山さん。職員と対話する中で手話だけでなく様々なツールを使うことでコミュニケーションが円滑にできると気付いたと言います。
(岡山聾学校を卒業した大山甘望さん)
「相手に伝わるように実物やスライド、筆談を使ってできた。4月から社会人になるので今回の経験を生かしていきたい。」