富山市の国道で車同士が衝突して親子2人が死亡した事故で、赤信号を無視して危険運転致死の疑いで逮捕された男が、交差点の大きく手前から赤信号であることを認識していたとみられることが新たにわかりました。
男は時速140キロ以上で交差点に進入したとみられ、現場にブレーキ痕はありませんでした。
現場近くの防犯カメラには、右から猛スピードで交差点に入る車が映っていて、まもなく軽自動車と衝突しました。
捜査関係者によると、現場にブレーキ痕がなく、時速140キロ以上で衝突したとみられます。
危険運転致死の疑いで、逮捕・送検された舟橋村の会社員、杉林凌容疑者は、今月7日の午前5時半ごろ、富山市八町の国道8号の交差点に赤信号を無視して進入し、右から来た車と衝突。乗っていた富山市の会社員・上田絵莉加さん(38)と中学生の息子・壮芽さん(14)の2人を死亡させた疑いが持たれています。
亡くなった壮芽さんについて、同級生は…。
*壮芽さんの同級生
「常に明るくて、ふざけたり面白い子だった」
「人懐っこくてかわいかった」
「信じられない。現実なのかと思うくらい衝撃だった」
改めて、7日午前5時半頃の防犯カメラの映像には、杉林容疑者が走行していた国道8号に、この時点では車が複数台通り、赤信号ではなかったことが伺えます。黄色になり、右折の矢印信号になりました。
もう一度黄色、そして赤になると、青になった県道から左折する車が確認できます。
赤信号になってから14秒後。杉林容疑者の車が猛スピードで車に衝突しました。
さらに、事故があった交差点から200メートル手前に設置された防犯カメラの映像です。
水しぶきを上げて走る車。杉林容疑者の車とみられ、後ろの車とはスピードが違うのがわかります。
捜査関係者によりますと、杉林容疑者は交差点の大きく手前から信号が赤だと認識していたとみられるということです。
調べに対し、「赤信号でも行ってやろうと思って交差点に入った」と容疑を認めているほか、「他の車を追い抜いてやろうと思った」という趣旨の供述をしていて、警察が事故の詳しい状況を調べています。
また、杉林容疑者は出勤中だったということです。