震災の教訓を語り継ぐ富山の男性の1日を取材しました。
富山県小矢部市の谷口徹さん。
11日朝、宮城県で活動する合唱団のメンバーのもとを訪ねました。
谷口さんが代表を務める富山のボランティア団体「大空へ飛べ」。
富山での募金活動やコンサートなどを通し、この15年、東北の被災地を支援し続けてきました。
宮城の合唱団とも交流が続いています。
11日朝、合唱団が披露したのは「こころのつばさ」。
石巻市の大川小学校の卒業生たちが作詞した歌です。
亡き友への思いと新しくふるさとをつくる決意が込められています。
*宮城のうたごえ協議会 石垣就子さん
「時間が経ったと言えば経ったと言えるが身内を亡くした方にとっては何年経っても続いている。大空さんにはあの当時、仮設住宅を回り、元気とパワーを届けてもらって、生きていてこんなに楽しいことがあるなって思いを(被災者に)持ってもらえたんじゃないかな」
*ボランティア団体『大空へ飛べ』谷口徹さん
「歌は人と人をつなぎ心を一つにする。大きな力を持っているなと思った。この歌の力で復興や伝承、子どもたちの希望につながればいいと思う」
午後、谷口さんが訪れたのは宮城県名取市の閖上地区です。
かつて7100人ほどが暮らしていましたが、津波でその1割754人が犠牲になりました。
11日津波復興記念館で開かれた「追悼の集い」。
谷口さんと丹野さん会話「大空を飛べ」と交流を続ける語り部の宮城県の丹野祐子さんです。
自らも被災し、津波で中学1年生の長男と義理の両親を亡くしました。
*宮城で被災 語り部 丹野祐子さん
「15年という日はきのうの出来事のような気もするし、遠い昔の物語だった気もしている。亡くなった息子にお母さんの子どもに生まれてきてくれてありがとう。助けてあげられなくて、ごめんね。『ありがとう』と『ごめん』2つの言葉を届けたい。このハト風船にメッセージを書いて高い空の上に届けたいと思っている」
*宮城で被災 語り部 丹野祐子さん
「何が起きるか分からない世の中なので経験してしまった私たちが(悲しい思いを)経験しないようにするにはどうすればいいか言葉にしていきたい」
あの日から15年。
谷口さんは「伝承」と記しました。
*ボランティア団体『大空へ飛べ』谷口徹さん
「学んでいたら救われた命が数多くあったと思う。今後も富山の子どもたちに伝えていきたい」
再び、宮城県石巻市にある大川小学校からです。
11日取材させていただいた富山のボランティア団体「大空へ飛べ」の代表、谷口徹さんにも来ていただきました。
Qきょうで震災から、15年となりました、長年、支援を続けてこられましたが、この15年をどのように感じていますか?
(この続きは動画でご覧ください)