3月としては21年ぶりの大雪に見舞われた栃木・宇都宮市。
街には真冬へ逆戻りしたような白銀の世界が広がりました。

宇都宮市では、3月としては21年ぶりに12cmの積雪を観測。
朝のラッシュを襲った大雪で、駅前にはバスを待つ人で長い列ができました。

街の人からは「今(雪が)降るかと思った。今更感がすごい」「3月中旬ぐらいになるので、前回(2月)の雪で終わりと思ったが、また降るとは」などの声が聞かれました。

春の訪れを徐々に実感する中で見舞われた大雪。
街では、戸惑う様子がそこここで見られました。

凍った階段を歩く男性は、凍らないように1歩1歩慎重に歩を進めていました。

また、雪の上をヒールで歩いている女性は「ヒール、歩きづらい。亀みたいにゆっくり(階段を)下りました。憂鬱(ゆううつ)です、帰りたいです」と話していました。

頭に雪が積もっている男性は「ちょっと(傘を)忘れちゃって。ミスった。会社に入る前に(雪を)振り落として入ります」と話します。

北海道出身だという女性は準備万全で家を出ていました。
女性は「札幌仕様です。きょうもブーツで。危ないなと思って、ちゃんとしてきました。急に真冬みたいになった、嘘でしょ?と思った」と突然の雪に驚いた様子。

市内を車で走ると、雪でスリップしたのか、事故を起こしたとみられる車が止まっていました。

真冬へ逆戻りしたような光景が広がった宇都宮市。
街のシンボルの餃子像にも、こんもりと雪が積もっていました。

一方、外で雪が降りしきる中、屋内で行列ができていたのは「来らっせ 本店」。

30種類のギョーザが日替わりで楽しめるこちらの店では、雪が降る中、詰めかけた多くの人々で満席状態。
アツアツジューシーなギョーザを頬張っていました。

想定外の雪に見舞われた観光客の体もいつしかポッカポカに。
東京から来た観光客は「めっちゃ温まる」「体の底から温かい。雪と知らなくて、めっちゃ薄着で来た。カイロを買った」「足がすごい(雪で)ビシャビシャ」と話しました。

雪は関東各地で朝のラッシュを直撃しました。

午前8時のさいたま市浦和区では、大粒の雪が降っていました。
午前10時には、車にも雪が積もる様子が見られました。

そして、東京でも各地で雪が降る様子が確認されました。

午後、雪がやむと早速、街には人が戻ってきました。

多くの観光客が訪れていたのは、東京・台東区にある蔵前神社。
早咲きのカワヅザクラとミモザが同時に眺められる人気の花見スポットです。

訪れた人は「すごくきれい。雨が降っていたからどうかと思ったが」「(カワヅザクラの)ラストチャンスをつかみに来た。ミモザと桜がどっちも見られるのはここにしかない」と話し、フランスから来たという人も「すごくきれい。フランスにはこんな形の桜がないので。日本の冬と春が見られてうれしい」と話していました。

10日、東京都心の最高気温は8.2度。
10度に届かず肌寒い1日となりました。

11日は全国的に天気は回復しますが、東京都心では最低気温2度の予想。
特に朝が冷え込むとみられています。

13日ごろまでは気温は低め。
強い寒気が流れ込む見通しで、再び雪が降る予想になっています。