「イット!」では「for the NEXT」を共通テーマに、未来に向けたSDGs関連のニュースをお伝えしています。
8日は、ペットボトルを僧侶の「けさ」に変えるタイのお寺の取り組みです。
タイのバンコクなどを流れる、チャオプラヤ川。
タイは、海洋プラスチックごみの排出が多い国とされています。
屋台文化の影響でプラスチックの消費が多く、適切に処分されないごみが川に流れこみ、環境汚染の原因になっているのです。
この問題に取り組んでいるのが、バンコク近郊にある寺です。
住職:
ペットボトルを繊維に変え、僧侶が着るけさを作っています。
この寺は、住民からお布施の代わりに使用済みのペットボトルを回収しています。
これらを工場で繊維に分解し、綿などの素材と合わせて布にしていきます。
仕上げは地元の女性たちによるミシン作業で行われ、地域の雇用創出にもつながっています。
地元住民:
お寺を手伝うことで徳を積むことができ、誇りに思います。
けさ1着に使われるペットボトルは約60本。
8年間で、約600着を販売しました。
リサイクルの習慣がないタイで、当初は活動に反対する人も多くいましたが、地道に続ける中で理解が広がり、今では企業や病院も協力するようになりました。
住職:
多くの人が環境問題を意識するようになった。皆協力すれば皆得する。世界中で広がってほしい。
ごみを資源に変える取り組みは、小さな寺から少しずつ広がっています。