高校生たちがハイテンションで食べているのは、1杯たったの100円という超格安ラーメンです。

昔ながらのシンプルなしょうゆラーメンをワンコインの100円で出しているのは、東京・八王子市にある「100圓ラーメン」です。

「100圓ラーメン」は、かつて100円でラーメンを楽しめた地元の人たちにとって思い出の店の文化を引き継ぎ、当時と同じ100円でラーメンを提供しています。

訪れた人たちからは「チャーシュー、なると懐かしい感じ。カップラーメンとかも100円で買えない。にもかかわらずこれが100円、信じられない」「びっくりですね。全然言われないで食べたら絶対100円とは思わない」「お財布にも優しいから来たくなっちゃう」「2個頼んでもなんでこんなに安いんだろうって。すごくありがたい」との声が聞かれました。

なぜ、100円という超破格値でラーメンを提供できているのでしょうか。

100圓ラーメン・青木崇浩さん:
100円で提供するわけだから100円以内で作らなきゃいけない。原価60円くらいかな。製麺所も作った、麺も自家製麺。他の製麺所で買うと80グラムだいたい50円。うちで作ると原価10円ぐらい。

他にも、オリジナルグッズの売り上げを原材料費に充てるなど、工夫を凝らしているといいます。

さらに、秘密はスープ作りにもありました。

100圓ラーメン・青木崇浩さん:
めだかの専門家で科学が好き。ラーメンだったらダシをとる。それを全てうま味調味料の調合でやっている。

自身がメダカの専門家で水に詳しいという強みを生かし、地元の水との相性などを細かく計算。

その科学的なアプローチから、安く作れるダシを使わないオリジナルスープが完成したのだといいます。

100圓ラーメン・青木崇浩さん:
僕が子どものころ100円握りしめて外食できるぜいたくは“100円ラーメン”だけだった。100円ラーメンに行くと他の小学校の子に会ったりする。そこで会話・縁が生まれたり、そのような場所だったから今の時代でも100円で100の縁を生んでやるという気持ちでこのお店をつくりました。