6日の秋田県内は少し肌寒かったものの、日中は太陽が顔をのぞかせるなど春が近づいていることが感じられる一日となりました。
こうした中、大仙市では、間もなく卒園や卒業を迎える子供たちがサケの稚魚の放流を行いました。参加した子供たちは、大きくなって戻ってくるサケに負けないように、自分たちの成長も誓いながら放流しました。
大仙市花館地区を流れる玉川では、明治時代からサケ漁が盛んに行われています。
この伝統を子供たちに学んでもらおうと毎年行われている稚魚の放流。2026年は卒業・卒園を控えている花館小学校の6年生とはなだて保育園の年長園児54人が参加しました。
6日は、5センチほどに育ったサケの稚魚3万匹をみんなで放流しました。
子供たちは「大きくなって帰ってきてね!」と期待を込めてサケの旅立ちを見送りました。
放流された稚魚は、約10日で60キロ余り先の日本海にたどり着き、3~4年で60センチ前後に成長して玉川に帰ってきます。
花館地区コミュニティ会議の沢屋隆世会長は「サケはすごく長く苦しい旅に出る。君たちも負けないで、同じように3年間頑張ってほしい」と子供たちを激励しました。
大仙市によりますと、今シーズンは海水温の上昇などの影響で平年の2割ほどの685匹の水揚げにとどまったということです。
それでも子どもたちは、稚魚が無事に成長して大きなサケとなってたくさん帰ってくることを願っていました。
児童は「初めて放流した。稚魚がかわいい。頑張って立派になって帰ってきてほしい」「中学校では何があっても逃げずに頑張りたい。部活や勉強を頑張りたい」と話していました。
玉川のサケの放流は4月中旬まで続き、約58万匹が放流される予定です。