2011年の東京電力福島第一原発の事故で、岡山県に避難した人が東電などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、3月6日、一部の原告が和解しました。

(岡山原発被災者支援弁護団 石田正也団長)
「きょう東京電力との間で高裁での和解が成立した」

原告の弁護団が会見を開き、広島高裁岡山支部で岡山県に避難した65人と東電が和解したことを明らかにしました。

この訴訟は、東日本大震災による福島第一原発の事故で、岡山県に避難してきた42世帯107人が精神的な苦痛を受けたなどとして、東電と国に総額11億7700万円の損害賠償を求めています。

2023年の岡山地裁の判決では、東電に対して総額3095万円の賠償を命令。しかし、国の賠償責任については否定したため、判決内容を不服とした76人が控訴していました。

和解では、東電が謝罪し解決金を支払う内容で、応じたということです。解決金の額は公表しないとしています。

(岡山原発被災者 支援弁護団 石田正也団長)
「15年たった。岡山で訴訟始めたが生活の中で各地へ転居している。福島に帰れた人もいるし帰れなかった人もいる。そういう中で長期間だったので原告も考えを整理したいということで和解した」

一方、国に対して損害賠償を求める訴訟は今後も争う方針だということです。また東電と和解しなかった11人は、東電と国の双方に対して訴訟を続けるとしています。

岡山放送
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