日本三大ブランドイチゴの1つ「あまおう」の名前をかたったインターネット上の投稿が確認され、JA全農が注意を呼びかける事態となっています。
「あ」かくて「ま」るくて「お」おきくて「う」まい。
それらの頭文字をとって名付けられたのが、福岡県が誇るブランドイチゴ「あまおう」。
その「あまおう」を巡り問題視されているのが、2月、Xに投稿された「栃木いちご農場から感謝を込めて 栃木県産あまおう大粒中心」「応募方法・フォロー・いいね・リポスト」というメッセージです。
栃木県で生産されたという「あまおう」を応募者にプレゼントするという内容の呼びかけ。
この、おいしい話にコメント欄には「栃木県産あまおう当選すると大変うれしいです」「あまおう欲しいです よろしくお願いします」「栃木のあまおう!ぜひ頂いてみたい!」など歓迎の声が上がりました。
しかし「あまおう」という名称はJA全農が商標登録しているため、許諾がなければ使用することはできないといいます。
さらにJAの担当者は、栃木県産の「あまおう」はそもそも存在するはずがないとしています。
JA全農ふくれん 園芸販売課・井口浩兵さん:
商標権に基づいて、県内(福岡)生産者に限って使用許可を出している。他県産の「あまおう」という商品はない。商標権の違反になる。
FNNは問題の投稿に添えられていたイチゴの写真を確認してもらいました。
すると井口さんは「『あまおう』じゃないと思う。形とか含めて違うと思う」と話しました。
栃木県産「あまおう」を名乗る投稿について、JA全農が中止と削除を要請したところ、投稿はすぐに消されたといいます。
無断で「あまおう」の名前を使い、プレゼントへの応募を促す投稿。
目的は一体、何なのでしょうか。
専門家は、個人情報や金銭をだまし取る狙いが考えられると指摘します。
鴻和法律事務所・是枝秀幸弁護士:
プレゼント発送のために情報を収集するのではなくて、個人情報を悪用するつもりでだまし取る。プレゼントを受け取るためにはお金をいったん本人確認で入れてくださいとか、お金を振り込ませるという手口は考えられる。
この他、プレゼントを受け取るためとして別のサイトに誘導され、詐欺被害に遭う可能性もあることから慎重な対応が求められます。