新庄市の新庄南高校で、60人が卒業の日を迎えた。2026年春に学校の統合が決まっているため、たくさんの歴史と思い出が詰まった学び舎で行う最後の卒業式となった。

創立111年の歴史を持つ新庄南高校。
3日、普通科と総合ビジネス科の生徒合わせて60人が、3年間を過ごした学び舎を巣立った。

各クラスの代表生徒に卒業証書が手渡されると、森美千子校長が「正解が見えない困難にぶつかった時も、自ら学び表現する力を生かして社会に羽ばたいてほしい」とはなむけの言葉を送った。

新庄南高校は、建物の老朽化や生徒数の減少などにより2025年度で閉校。
4月からは、統合する新庄北高校の校舎を利用して「新庄志誠館高校」に生まれ変わるため、この校舎で卒業式を行うのは今回が最後。

(卒業生・田口慈文さん)
「3年前初めて出会った時はぎこちなかった関係も、いつの間にか欠かせない存在になった。思い出が多すぎて全部は語り切れませんが、そのどれもが青春であることに違いない。みんなは僕にとって最高の友達」

卒業式が終わると、教室で最後のホームルーム。
担任の先生から一人ひとりに卒業証書が手渡されると、高校生活を支えてくれた両親への感謝の言葉があふれた。

(卒業生)
「お父さんとお母さんへ。18年間、自分のやりたいことをやらせてくれてありがとう」

「きのう高校最後のお弁当を作ってもらったにも関わらず…、家に忘れてしまってすみません。18年間ありがとうございました」

築55年、あちらこちらに傷が目立つ校舎。
かけがえのない思い出と共に、たくさんの卒業生を送り出してきた。
保護者の中には、同じこの学び舎で高校時代を過ごした“先輩”の姿もあった。

母「ちょうど30年前にここを卒業した。親子でこの学び舎で過ごすことができて感慨深い」

子「母に勧められて新庄南に来て、全然乗り気じゃなかった。明るくて一緒にいるのが楽しくて、卒業するのが嫌なくらい良い時間をいっぱい過ごせた」

子「自分も部活・行事を過ごす中で、お父さんも体育祭・部活をやっていたのかなと思うと、思うところがある」

父「学校はなくなるが、自分が新庄南の卒業生だと自覚をもって、思い出はいつまでも残り続ける」

新庄南高校の在校生たちは、4月7日から「新庄志誠館高校」の生徒として新たな高校生活をスタートさせる。

さくらんぼテレビ
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