“湊町酒田”の春を彩るつるし飾り「傘福」の展示会が酒田市で開かれていて、会場は華やかな雰囲気に包まれている。

酒田の傘福は、日本三大つるし飾りの1つにも数えられ、江戸時代に北前船の交易によって酒田に伝わったとされている。
子どもの健やかな成長や商売繁盛などを祈って作られてきた。

酒田市日吉町にある旧料亭「山王くらぶ」には、酒田商工会議所女性会のメンバーが中心となって製作した、大小合わせて53基の傘福が飾られた。

このうちステージに飾られた「999の椿」は2026年1月、都内のデパートに展示された作品。
厳しい冬を耐えるツバキには、邪気を払い人々を災いから守る意味があるという。

一方、市内の染物店から寄付された着物の“柄見本”で作られた“多幸”を意味するタコや、酒田特産の「イカ」、刈屋梨・庄内柿など、地元の特産品が盛り込まれ、豊漁や豊作への願いが込められている。

(市内から)
「入ってきた瞬間に圧倒されるきれいさで、びっくりした」

(酒田商工会議所女性会・岩間奏子会長)
「会場にある傘福は一つひとつ手縫いで作られている。自分以外のほかの誰かを思って作る細工物には、心を込めて手作りすることに意味がある」

特別展示「湊町酒田の傘福」は11月14日まで、期間中は無休で開かれている。

さくらんぼテレビ
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