2月、沖縄県那覇市内で行われた合同企業説明会、参加者は60歳以上のシニア世代を対象にしたものです。
今、企業が、「働きたいシニア」に注目しています。

グッジョブセンターおきなわで行われた合同企業説明会には、60歳以上のシニア世代を対象に、警備業務やコールセンター、介護職などの4社が参加し、当初の予定の倍となる約60人が来場しました。

参加の目的を聞くと、シニア世代特有の求職事情として「生活の糧」だけでなく「生きがい」や「社会との繋がり」を持ちたいという声が多く聞かれました。

働きたい意欲はあるもののこんな悩みも・・・

参加者(60代):
年齢を追うに従って体がやっぱりいろいろ出てくるじゃないですか。それに対応してくれる企業さんであればありがたいなっていうのがありました

参加者(70代):
「年齢不問」とかいう(募集)が多いんだけど、いざ面接行くと大体限られてるんですよね。働くんだったら、もう同じ会社、ずっと最後まで自分の限界まで勤められたらいいかなと思っている

主催するグッジョブセンターおきなわの宮國さんは、シニア世代の働く力に注目が集まっていると話します。

グッジョブセンターおきなわ 宮國真寿美 センター長:
グッジョブセンターのなかでは2020年ころから思っていまして、やっとここ数年、企業の方も少しずつなんですけど、この世代に目を向け始めてきたたかなという感じはあります

背景には、高齢者の労働力人口の増加があります。

国の調査では、労働力人口全体のなかで、65歳以上の占める割合が、1990年には5%でしたが、2000年には7.4%、そして2023年には13.6%と上昇を続けています。

男女別の就業状況を見ると、65歳から69歳で男性の6割以上、女性の4割以上が働いていて、70歳から74歳でも、男性の4割以上、女性の2割以上が働き続けています。

企業がシニア世代の人材を確保するためには、「業務の切り出し」が鍵と、宮國さんは説明します。

グッジョブセンターおきなわ 宮國真寿美 センター長:
「朝の1.5時間からのお仕事で良い」とか、「2-3時間で良い」、お仕事の「10あるうち2つでも良い」というように企業の方も切り出しをして持って来てくれたので、参加した方にもわかりやすい説明会だったと思います

今回参加した4社は、若い世代の求人とは異なる、シニア世代のニーズを反映させています。

ヘルパーステーション大翔 市井天音さん:
実際働いてくれている方の60歳以上が4割ぐらいいる状態。短い時間で働きたいとか、もしくはダブルワークしていて隙間の時間で働きたいという所で、週1回1時間から可能な仕事になるので、そこの働きやすさ見たいなところは伝えられたかなと思います

日本コンセントリクス 小田島達也さん:
コールセンターはシフト制になって、お休みが取りづらいという印象がある方がすごく多いんですけど、弊社としてはすごく休みやすさ、取りやすさという所を説明して、有給取得率がすごく高いころ、働きやすさってところをアピールできたのかなと思っています

いっぽう、説明会に参加したシニアの一部からは、単純作業ではなくこれまでに習得してきた「技術」や「資格」が活かせる環境がほしいと本音も聞かれました。

グッジョブセンターおきなわ 宮國真寿美 センター長:
本当に超高齢化社会というところに入っていますので、やはりこれからどんどん少子化が進む中では、60歳以上の方のステージ、今まで培ってきたスキルを活用してもらうというのが、本当に経済の発展になるんじゃないかなと思っている

人手不足が叫ばれるなか、宮国さんは今後、シニア世代の「技術」や「資格」に目を向けた求人も増えていくのではないかとみています。

沖縄テレビ
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