元大阪地検トップからの性的暴行被害を訴える女性検事が、辞職を覚悟して改めて、法務省に第三者委員会の設置などを求めました。
2日朝、夫とともに東京に向かった大阪地検の検事・ひかりさん(仮名)。
【ひかりさん(仮名)】「私のこの被害で第三者委員会の設置とかやらないんだったら、もう一生ないと思うんです」
■第三者委員会の設置を再度要望へ「私の職を賭してちゃんと改善してくれ」
準強制性交の罪に問われている元大阪地検の検事正・北川健太郎被告(66)からの性的暴行を訴えるひかりさん。
被害者の名前を同僚の副検事が吹聴しているのを知りながら検察組織は直接止めず、二次被害を拡大させたなどとして国などを相手取った裁判も起こしています。
そして、再発を防止するため、1年以上要請を続けた第三者委員会の設置を法務省と検事総長に対し、再度要望することにしました。
【ひかりさん(仮名)】「このタイミングじゃないと絶対に検察は変わる機会を絶対失うから。なので私の職を賭して、ちゃんと改善してくれということを言う」
【夫】「(妻に)申し訳ないですけど私はもう(検察庁に)戻らなくていいと思ってるんで、そんなところによう行かせられへん、もう早く辞めて治療にしてもらえたらなと思ってますんで」
■事件によってPTSDを患ったひかりさん 「要望」に強い“覚悟”を込めた
事件によってPTSDを患ったひかりさん。この「要望」に強い“覚悟”を込めました。
要望書には、さらに「辞表・遺書」と題され、受け入れられない場合は、来月末で辞職すること、そして、今後、自死した場合は国などによる違法行為が原因だと記したのです。
【ひかりさん(仮名)】「被害者の安全を守るために、被害者の尊厳を守るために、私は検事として働いてきました。私はもう戻れませんが、私の大事な仲間が一生懸命働いてますので、彼ら彼女らが私と同じ目に遭わないようにしてあげたい」
■「私は検事ですので、犯罪を見て見過ごすわけにはいきません」
さらに、ひかりさんは、安全配慮義務に違反したとして検事総長などを告訴・告発しました。
【ひかりさん(仮名)】「私は検事ですので、犯罪を見て見過ごすわけにはいきません。
(告訴・告発は)私が最後に検事としてやるべきことだと思いました」
最高検は、「職場環境等の醸成については引き続き適切に対応してまいります」とコメントしています。
また、ひかりさんは、名誉毀損などで一度不起訴とされた北川被告と副検事について、新証拠が見つかったとし、2日に再び告訴・告発しました。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年3月2日放送)