高市総理のカタログギフト問題について、弁護士の橋下徹さんが出演した関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」で厳しく言及した。
橋下さんは「非課税のお金でこんな使い方はおかしい」と強調し、政治献金制度の根本的な問題点を指摘している。
■「野党は高市さんの本質を明らかにすべし」
橋下さんは先週水曜日の放送で、野党に対して「高市さんの本質を明らかにすべし」と注文をつけていた。
その理由について、自民党と維新が大多数を取っている現状では「細かな政策論やっても、押し進められていく」ため、高市総理がどういう政治家なのかを明らかにし、それが政策にどう反映されるのかを見る必要があると説明した。
【橋下徹さん】「今後、高市さんの政治がどう進んでいくのかを見るためにも、高市さんの考え方の基本的な部分、ココをまず最初に明らかにしてほしかった」

■政治献金は「非課税の特権」
橋下さんが特に問題視するのは、政治献金が非課税であるこ。
橋下さんによると高市総理は去年2億5000万円の献金を集めているということですが、「もし我々が2億5000万円収入があったとしたら、55%ぐらい税金で取られる」と指摘する。
【橋下徹さん】「非課税というものすごい特権を持ってる人達。これは政治活動の自由ということで、政治活動の名の下に。だから非課税なんだったら、『きちんとした使い方やってくださいよ』ということを、我々はもっと強く言うべきですよ」
橋下さんは、300人の国会議員がカタログギフトで牛肉やアワビなどを購入することについて「非課税のお金でやるとおかしいじゃないですか」と厳しく批判した。

■高市総理の「昭和の中小企業のオヤジ」発言に反論
この問題を追及された高市総理は「違法ではございません。ただ、恥ずかしいですが、昭和の中小企業のオヤジ・社長みたいなところが、まだ私にもあるのでしょう」「金額についても表に出ちゃったので、情けない話でございますが、結婚式のご祝儀を参考にしました。大体3万円ぐらいなのかなと思いました」と語った。
橋下さんはこの発言について「僕はこれごまかしだと思う」と断言する。
「中小企業のオヤジさんもみんな納税してる」「みんな所得税を払って、税金を納めた後のお金で祝儀払うわけでしょ。根本的に間違ってる」と指摘した。

■「合法だからいい」は政治家の論じゃない
橋下さんは合法性の問題を超えて、政治家の姿勢そのものを問題視している。
「これ合法は合法です。だけれども、合法だからいいっていうのは政治家の論じゃないですよ」
「政治家っていうのは、法律がなくても『これ問題だな』と思ったら、ルール作るのが政治家」であり、非課税の特権を持つ政治家だからこそ、より厳しい基準で行動すべきだと主張した。

■予算委員会で扱うことの是非
この問題が予算委員会で取り上げられることについて、橋下氏は「予算委員会でやるべきじゃない」という意見もあることを認めながらも、現実的な問題を指摘する。
【橋下氏】「国会は今、予算委員会以外が開かれてない。本来だったら政治改革特別委員会なんですけども、国会の仕組みが悪くてこの委員会を開こうと思うと、また国会議員の中での合意が必要」
そのため「この問題取り上げようと思ったら予算委員会で言うしかない」状況だと説明し、「有権者が判断すべきだと思うから、国会でそういう場がないんだったら、僕はもうしつこくしつこく言っていきます。非課税のお金で、こんな使い方はおかしい」と宣言した。

■政治資金規正法の構造的問題
関西テレビの江口茂解説デスクは、政治資金規正法について「そもそもルール作ったのは国会議員ですし、この”ざる法”と言われる、政治資金規正法で個人で渡せないものを、政党支部を経由すれば渡せてしまうという、この仕組みはそもそもおかしいんじゃないですか」と指摘した。
橋下氏も「高市さんは自分の奈良の政党支部で配ってますけど、政党支部が奈良の政党支部なんだったら、奈良のために本来は使うべきで、全国の国会議員に渡すんだったら、自民党という党から渡すべきだ」と制度の矛盾を指摘している。
【橋下氏】「やっぱり政治家の慣例を、慣習を変えてもらわないと困ります」
この問題は今後も政治とカネを巡る議論の重要な論点となりそうだ。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年3月2日放送)

