去年1月、天草市で出動中の救急車が道路脇の店舗に突っ込んだ事故をめぐり、天草広域連合消防本部は27日、運転していた男性消防士を減給の懲戒処分としました。当時、消防士の呼気からは酒気帯び運転の基準値を下回るアルコールが検出されていました。
減給10分の1・3カ月の懲戒処分を受けたのは天草広域連合消防本部に所属する26歳の男性消防士です。
消防本部によりますと男性消防士は去年1月、天草市楠浦町で緊急出動中の救急車を運転。
ハンドル操作を誤り道路標識や道路脇の店舗などに衝突する事故を起こしたということです。
この事故によるけが人はいませんでしたが救急車が走行不能となりました。
事故直後に行われた警察の飲酒検査で消防士の呼気から基準値を下回る0.14ミリグラムのアルコールが検出。
消防士は「前日の夜に焼酎などを飲んだ。申し訳ない」と話していました。
その後、消防士は通勤時に飲酒運転した疑いで書類送検され、不起訴となっています。
消防本部は不起訴により刑事罰や行政罰の対象とはならなかったが、「酒気を帯びた状態で車両を運転してはならない」と定めた道路交通法に違反し、信用を失墜させたとして27日付で減給処分としました。
また当日、消防士のアルコールチェックを怠った責任者の男性消防司令を戒告としました。
天草広域連合消防本部の戸村 羊士 消防長は「深くお詫び申し上げる。職員への指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。