山陰両県でもこのところ再び流行しているインフルエンザ…その中心は“インフルエンザB型”とされています。
B型の特徴と対策について、感染症に詳しい医師に聞きました。
全国的に猛威を振るうインフルエンザ。
山陰両県でも22日までの1週間の患者数は、1定点当たり島根県が21.4人、鳥取県が17.6人と高止まりの状態が続いていて、両県ではともに警報を出して注意を呼びかけています。
2025年末の流行に続き、今シーズン2度目の感染拡大。
なぜなのでしょうか…小児感染症のエキスパートに聞きました。
安来市医師会診療所の成相昭吉院長です。
まずはこちらのギモン。
気になるギモン.1
1シーズン2回の流行は異例?
安来市医師会診療所・成相昭吉院長:
「要は2つの山があること自体は異例だと思うんですね。ですから、この10年では初めての現象だと」
Q.今流行ってる株っていうのは何型ですか?
安来市医師会診療所・成相昭吉院長:
「インフルエンザのB型ですね」
感染の中心となるB型、注意すべきポイントは?
気になるギモン.2
Q.B型の特徴・注意点は?
安来市医師会診療所・成相昭吉院長:
「B型は、実は呼吸器ウイルス感染症の中で潜伏期間が1番短いんです。やはり短いところで次々と起こるっていうのは、AよりはBのほうが広がりは大きいですよね」
年末に流行したA型の潜伏期間が1日なのに対し、B型は0.6日と短く、無症状のままで感染を広げるリスクが高いといいます。
もうひとつ大きな違いが…。
安来市医師会診療所・成相昭吉院長:
「A型は全年齢影響があって、高齢者、それから子どもたちへの影響が大きいんですけど、B型は、高齢者はあまり影響がないんです。若い人、それから子どもたちに影響が大きい」
成相院長によると近年、B型がここまで流行したことはないため、免疫のない若年層で流行が広がっている傾向があるといいます。
ここでも気になる疑問が…。
気になるギモン.3
Q.1シーズンに2回かかることはある?
安来市医師会診療所・成相昭吉院長:
「A型2種類、それからB、全く違うウイルスなので。それぞれかかるっていうことはあり得ます」
最後に個人的に気になる疑問。
「夜間に向けて症状が悪化するような、そういう感じがするんですけど…」
気になるギモン.4
Q.夜間になぜ症状が悪化?
インフルエンザをはじめ、風邪などの症状は夜になると悪化する、と感じる人も多いはず。
成相医師によると、医学的に説明できるといいます。
安来市医師会診療所・成相昭吉院長:
「夜に向かって自然免疫が力を発揮する。抗うことの結果として夜のほうが症状がきつくなる」
免疫細胞を活性化させる物質「サイトカイン」は、夜に向けて多く分泌されるといいます。
症状がひどく出るのは、サイトカインがウイルスを撃退しているというサインだということです。
安来市医師会診療所・成相昭吉院長:
「夜に悪化するかもと不安になられるかもしれませんけど、とにかく自然免疫、自分の免疫でウイルスと戦ってるんだというところで、考えておくことは親御さんにとっては大事なことだとは思います」