警察署に並べられたのは、全身黒ずくめの服装にバールを持ったマネキン。

レンタカーで関東や近畿地方などで70件以上窃盗を繰り返していたとみられる男2人が逮捕されました。

逮捕されたのは、いずれも無職の中村和也容疑者(30)と清水総一朗容疑者(21)。

1月、三重・伊賀市の建設会社事務所に侵入し、現金約1600万円などが入った金庫を盗んだ疑いが持たれています。

警察によりますと、2人は2025年11月から2026年1月までの間に、関東や近畿地方などの9県で同様の犯行を70件以上繰り返していたとみられています。

被害総額は約2600万円。

飲み代やブランド品の購入などに充てたということですが、酒に酔って盗んだ300万円を紛失したこともあったといいます。

建設現場の仕事で知り合った2人は、同じ北海道出身だったことで意気投合。
2025年11月、2人で上京したあと、すぐに犯行に及ぶようになりました。

犯行にはレンタカーを使用していましたが、その契約書から2人が捜査線上に浮上。

そして2025年12月中旬、神奈川・横浜市のホテルに2人が滞在していた際、ホテル従業員の女性から「あんたたち悪いことしているの?」と声をかけられたといいます。

2人は捜査の手が及んでいると考えたのか、借りていたレンタカーを返却しないまま横浜を離れ、近畿地方へ。

その後も2人はレンタカーで犯行に及んでいて、年末年始には滋賀県や三重県、和歌山県で窃盗を繰り返していたとみられています。

調べに対し、2人は「生活費を稼ぐためだった」「人通りの少なくなった深夜帯に人がいない田舎を狙った」などと容疑を認めていて、警察は余罪についても調べています。