今季、札幌など道央圏で記録的な大雪が続いています。
札幌や小樽で積雪が1メートルを超えた一方、その他の地域は平年より降雪が少ない状態に。
なぜ札幌ばかりで大雪になるのか。その背景には、「地球規模の事情」がありました。
2月19日の積雪状況をみてみると、札幌や小樽では1メートルを超え、平年の1.3倍から1.5倍ほどになっています。
一方、北海道のそのほかの地域はむしろ平年より少なく、道央圏やオホーツク海側に雪が集中している状況です。
この偏りの原因は、「北極からの寒気の流れ込み方」にありました。
通常、北極にたまった寒気は、大陸を大回りしながら弱まって日本に到達します。
しかし今季は、北極から北海道へ直接流れ込むケースが多発。北極から”産地直送”で寒気が届いている状況です。
この寒気の入り方は、地上付近での風向きに影響を与えていて、北から寒気が入ってくる時は、北風が吹きやすくなります。
北海道は複雑な山岳地形により、風向きで雪のエリアが変わるのが特徴です。
北風が吹くと石狩湾から雪雲が流れ込み、札幌、小樽、オホーツク海側の南部で雪が多くなります。
一方、例年通り、大陸から寒気が入ると西風が吹くことが多くなり、岩見沢など空知、上川、後志西部で雪が多くなり、札幌は手稲山に遮られて雪はほとんど降りません。
今年は北極からの寒気…つまり北風が吹くことが多く、札幌など道央圏で雪が多くなっている、という状況です。
今後も同様の大雪が起きる可能性があるのか、注目されます。