まだ食べられるのに廃棄されてしまう「食品ロス」を減らそうと、賞味期限が迫ったパンなどを割安に販売する自動販売機が20日、福岡市地下鉄の駅に設置されました。
地下鉄七隈線の天神南駅に設置されたこちらの自動販売機。
◆記者リポート
「自販機の中を見てみますと、パンや焼き菓子などが入っています」
ここで購入できるのは天神地下街で人気の「ブールアンジュ」のパンです。
厳選した小麦とこだわりの材料を使い、見た目も美しいパンが評判で、全国に20店舗を展開しています。
店舗には毎日70種類以上のパンや焼き菓子が並びます。
◆常連客
「ベリー系のクロワッサンが大好きです」
Q.どのくらいの頻度で来店?
「週2くらいですかね」
多くのファンに愛されるブールアンジュのパンですが、今回なぜ自販機で販売されることになったのでしょうか。
◆記者リポート
「自販機には『おいしいがもったいない』『食品ロスを減らす』と書かれてあります」
この自販機は食品ロス削減を目的に福岡市とロッカーメーカー、ブールアンジュが協働して設置したもので県内では初の取り組みです。
店では、毎日約2割のパンが廃棄になっているといいます。
◆ブールアンジュ 北岡靖子さん
「捨てるときはすごく心苦しいんですけど、最後まで売り物がないとお客様も来てくださらないので、(取り組みは)すごくありがたいなと思います」
自販機では、賞味期限内でありながら廃棄対象となった商品を組み合わせたセットを600円から800円で販売。
通常価格より20%から30%ほど安く購入できます。
店にも利用者にもメリットのある「食品ロス削減自販機」。
市によりますと、この取り組みにより年間約3.9トンの廃棄物を削減できる見込みだということです。
パンのラインナップは毎日変わるということで、環境に優しいだけでなく日々の小さな楽しみも提供してくれそうです。
この「食品ロス削減の自販機」は21日から地下鉄七隈線の橋本駅にも設置されます。
橋本駅の自販機では人気ベーカリーの「vegetable&dishes MUGINOKI」のパンなどを購入することができ、こちらも複数を1セットにして定価よりお得に販売するということです。