一足早く春を感じさせる菓子の製造が始まっている。鶴岡市の菓子店では、3月の桃の節句に向けて、色鮮やかでかわいらしい「ひな菓子」作りが盛んに行われている。
縁起物の「鯛」に、桃の節句にちなんだ「果物」の数々。
鶴岡市のひな菓子は一般的なもちやあられではなく、白あんに求肥を混ぜた「練りきり」で作られ、子どもの健やかな成長を願いひな人形とともに飾られる。
17日から販売が始まった菓子店では、果物や野菜・魚などをかたどった13種類のひな菓子を職人たちが手作業で一つひとつ仕上げていた。
溶かした寒天で艶を出し、丁寧に箱詰めされるひな菓子は芸術品のように色鮮やかで、春の訪れを待ちわびる北国のひな祭りに華を添えてくれる。
(木村屋商品管理・吉野真係長)
「お子さんの健やかな成長と、鶴岡のひな文化をおひな様と一緒にひな菓子を目で見て楽しんでもらい、まだまだ寒い時期は続きますが、皆さまには一足先に春を感じてほしい」
さらにひな菓子には「庄内柿」や「孟宗竹」「温海かぶ」など、地元の特産品も盛り込まれている。
ひな菓子作りは桃の節句の後に一旦休止するが、旧暦のひな祭りが始まる3月下旬から再び作り始め、4月上旬まで続くという。